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父親たちの星条旗 お気に入りに追加
クリント・イーストウッド
ポール・ハギス
ウィリアムス・ブロイルズ・Jr
出版社・発売元:

ワーナー・ホーム・ビデオ

媒体: DVD
ランキング: 27468
発売日: 2007-08-10
レビュー (Amazon.co.jp)
   太平洋戦争末期、硫黄島に上陸した米軍は日本軍の壮絶な攻めに苦戦をしいられつつも、圧倒的な戦力で山の頂上に星条旗を立てた。その写真は米国の勝利を映し出し、旗を立てた3人は、帰国すると英雄となっていた。しかし、そこには写真に映らない事実があり、それは政府の都合で封印されてしまう。戦費のために米軍の広告塔になった生還者たち。しかし、彼らは硫黄島で仲間を多く亡くし、死と背中合わせの体験をし、その精神的なダメージは大きかった。そんな彼らだったが、国は彼らを徹底的に利用しようとする…。
   硫黄島での米国と日本の闘いを、米国側と日本側から描いたクリント・イーストウッド監督による2部作の米国編。戦争シーンのすさまじさは、『プライベート・ライアン』を彷彿させるが、戦争によって傷ついた兵士の心をエピソードの積み重ねでていねいに綴り、戦争がもたらした悲劇をあぶりだす。硫黄島であった悲惨な経験と、帰国後、彼らが政府から受けた扱いの醜さ、それがどんなに兵士たちを苦しめたかという事実が、激しさと静けさをバランスよく配した演出で、見る者の心に静かに浸透していく。出演はライアン・フィリップ、ジェイミー・ベル、アダム・ビーチ、バリー・ペッパーなど。本作を見ると必ず日本編『硫黄島からの手紙』を見たくなること必至。これだけでの十分傑作と呼べるにふさわしい作品だが、『硫黄島からの手紙』を見て、初めてこの闘いの真意が明らかにされる作りになっているところは、さすがイーストウッド監督。うまい!とうなるばかりだ。(斎藤 香)

カスタマーレビュー

Movie: 3/5 Picture Quality: 3.75‾4.25/5 Sound Quality: 4/5 Extras: 3.5/5  (2008-05-07)
Version: U.S.A (Paramount)
MPEG-4 AVC BD50
2:11:48
35,336,583,168
35,886,795,192
Average Video Bit Rate: 32.67 Mbps
DD AC3 5.1 640Kbps

Version: Japan (Warner)
VC-1 BD50
2:11:39
22,348,740,608
22,734,076,372
Average Video Bit Rate: 19.88 Mbps
DD AC3 5.1 640Kbps

Version: E.U/U,K (Warner)
VC-1 BD50
2:11:39
22,348,740,608
22,734,076,372
Average Video Bit Rate: 19.88 Mbps
LPCM 4.6 Mbps 16-bit
DD AC3 5.1 640Kbps

『大理石の男』との共通性が語るアメリカ民主主義の虚偽  (2007-09-10)
 この映画を観て驚いた事が有る。それは、この映画が描く物語が、アンジェイ・ワイダ監督の映画『大理石の男』(1977年・ポーランド)と、多くの点で酷似して居る事である。
 『大理石の男』は、1970年後半のポーランドで、映画学校の学生である若い女性が、偶然の機会から、スターリン時代のポーランドで語られて居た或る「英雄」について調べる内に、その英雄像が虚構であった事を知り、戦後ポーランドの歴史の真実は何であったか?と言ふ問いに直面すると言ふ映画である。(ポーランド人達は、この映画をとても愛して居る)それに対して、この映画(『父親たちの星条旗』)は、第二次大戦中のアメリカで、硫黄島に星条旗を立てたとされる「英雄」達の虚像と実像を描いた作品であるが、アンジェイ・ワイダが、共産主義ポーランドの虚偽を告発したフィクションと、第二次大戦中のアメリカの英雄を、かなりの部分史実を反映させて描いたこの作品が、かくも酷似して居るのは、何故なのだろうか?−−『父親たちの星条旗』を観た人は、是非、ワイダの『大理石の男』を観て欲しい。
 自称「民主主義国家」のアメリカには、共産主義国家と共通する虚偽の一面が有った事を、この類似は、物語って居ないだろうか?

(西岡昌紀・内科医/9・11事変から6年目の日に)

特典は満足できる  (2007-08-11)
映像はそこそこ綺麗。
グレインはほとんどなくVC-1らしいつるつる感のある質感。
作品の内容的にもう少しフィルムライクな味が欲しい所です。
アップでのシャープさはいいのですが、引きシーンでは輪郭の甘さは気になります。
他のBD作品と比べるとそこそこ綺麗な部類。
新作と考えるとやや物足りない印象。
音は並程度。
重低音の響きはいいのですが、高音のぬけが物足りないです。
音全体に広がりがなくやや詰まった音になっているのは残念。
セリフ部分は中々クリアでよかったです。
ストーリーは硫黄島を舞台にした米国軍視点の戦争映画。
戦争映画ではあるものの戦闘シーンがメインというより人間ドラマがメイン。
過去の話を振り返る回想という形で戦闘シーンが盛り込まれています。
史実を参考にして作り込まれた戦争シーンなどはいい出来なだけに、他部分が間延びしていてやや中途半端な印象を受けました。
戦争の裏を舞台にしており、複数の視点から戦争のやるせなさを描いている。
よくある戦争映画とは違った視点で進行するのは新鮮です。
娯楽作品などとは違い、メッセージ性の強い作品ですので好みは別れるでしょう。
登場人物が多い割に主要人物以外のキャラの個性がなく分かりにくいのは難。
特典はHD画質でメイキングやドキュメンタリー、予告など満足できる内容。
特にドキュメンタリーの出来がいいです。
硫黄島からの手紙とセットで観たほうがより楽しめる作品だと思います。

いい映画でした  (2007-05-26)
戦争の費用を賄うために作り出された英雄。
利用された3人の兵士たちの切ない人生。

ただ、旗を揚げる写真に写っただけなのに、
英雄とそう呼ばれることの苦悩が伝わって来た。

共感はなかったが、イーストウッド監督らしい
ストイックさが、静かに、深く、響きました。

エンドロールの写真も、とても印象的でした。
たまらない気持ちになり、思わず涙が・・・。

「硫黄島」はストレートにグッと来ましたが、
「父親たち」には奥行きがあり心に残る作品でした。

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