「最後に流す涙の意味」ってことなんでしょうけど唐突すぎて意外
(2007-10-07)
ロードムービーで「水戸黄門」を例に挙げている方がいますが疑問ですね。ロードムービーは出会いが重要で主役に絡む脇役の重要性は高い。しかし旅をしてればロードムービーって話でもなく、非日常が形成される旅程で生まれる一期一会の出会いを扱い、出会いを通して起きる主人公の内面の変化に主眼を置いたもの。ロードムービーの特徴とは日常から掬い上げられない感覚を旅という脱日常を通して掬い上げ、それを持って再度日常に帰っていくだろう人々の心の変化を扱った一人称色の強い形式です。人生の転機を切り出してみせる点で人生の縮図の役割がロードムービーには添えられる。「水戸黄門」のような十年一日の物語、デジャヴのような紋切り型の出会いと台詞。騒動を解決する前後にいかなる変化の兆しも生まない一話完結の繰り返しはロードムービーとは程遠いです。さて「エル・カザド」ですがこの作品の人物は確かに変化します。物語の後半エリスは人間的な感覚を手に入れナディとの間に絆も生まれている。ブルーアイズは組織を捨て自らの意思で生きはじめる。しかし「旅の途上」という条件は機能しない。出会う人々が彼女たちに影響を与えている実感は薄い。印象に残る事件の顛末とか忘れがたい台詞が少なく個々の脇役が話題作りの捨て駒に終わって、変化や決意に説得力を与えるココという起点が見えない。時間の経過だけが変化を生むならロードムービーは形骸です。逸脱した日常(イレギュラー)が作用してこそです。主人公のナディですが彼女の変化が無さ過ぎる。ロードムービーとしては、エリスや他の人たちとの交わりを通して変わるべきは物語の牽引者ナディその人の内面であり、26話も費やしてナディという人を描かなすぎた。ブルーアイズの半端なナレーションを切って、ナディのモノローグを入れるべきでした。空の深い青が非日常感を醸していたとは思いますがそれだけです。
音響面は絶品です
(2007-10-02)
人によって好き嫌いはあるかもしれませんが、私は非常に面白く
楽しく見せてもらいました。どちらかと言うと各話軽い感じのストーリー
ではありますが、基本的に各話ハッピーエンドで気持ちよく
終わるのはリラックスして見られますし。
今回も音楽と音響製作は素晴らしいです。OPからして曲とセンスの良い
画面構成がバッチリだしBGM系はさすが梶浦サウンド。音楽自体も良いの
ですが今回ばかりは画面と併せて聴いた方が数倍良く聴こえます。効果音
も銃の発砲音などはサラウンドじゃないのがもったいないくらい。
絶品なのが第一話後半、シーンと曲の調和が見事。ラフな構成から作曲
して最後に曲に合わせて尺合わせしたんじゃないかと思えるほど決まって
ます。
可能であればそれなりのオーディオ環境で、不可であっても高音質の
ヘッドホンで鑑賞しましょう。いえっさ。
真下アニメ
(2007-09-14)
この作品は今までの真下アニメの中では、かなり分かりやすい作りの作品になっている。
しかしその中でたまに見せる真下臭がたまらない。
そんな感じの真下アニメ。
質は良いとは思うんですけど・・・
(2007-09-13)
正直、厳しいって言えば厳しいと思う。
「マドラックス」「ノワール」の流れを組むガン・アクション作品として評価しろという
問題になると、アクション描写に迫力がない。
話数によっては銃声だけで背景と空だけを描写される回もある訳で、ガン・アクション作品
としては高い評価を得るの無理だろうって理屈は正しいと思う。
しかしながら個人的に高く評価させてもらいたい理由としまして作品の構成的に多分ですが
ロードムービー形式としては完成度高いと思うんですよ。
主人公があちこちに出向いてそこで様々な人と出会い、その物語に参加。
そして、その別れまでを描く形式。
日本で有名な代表例となってくると「水戸黄門」ですかね(ジャンルが違い過ぎますけど)
この形式でストーリーを組むと主人公以上に脇役を固める必要性が高く、それが出来てるか
どうかが評価の分かれ目になってきます。
水戸黄門でも悪代官や越後屋みたいにキャラの濃いのが出てくるとその話が盛り上がるのと
同じ理屈です。
話数毎に結構豪華な声優を連れてきて、その回を盛り上げているので、出来てるとは思うの
でして、脚本もそれぞれに安定感があり安心して見ていられる。
ただ・・・これは目新しい技術じゃない。むしろ古典技術。
過去の二作品が最先端技術で作られてましたから物足りないって理屈は・・・正しい。
その様な要件を足し引きしますと「水準以上の質はあるが満点は無理」って評価になると
考えました。
評価付は厳しい
(2007-07-13)
なんつーか、各話一つ一つが薄いです。伝えたいことが解りにくい。主役も何モンか解らない。主役の作りなら、作画が悪いグレンラガンの方まだ上だよ。
ただ二話の母子の話は弱かったのと音楽いいので星三つ