軽妙洒脱なお話
(2008-05-10)
何とも楽しそうでいて悲しそうで時々は寂しくておかしくなる30代の女の話だが、このタイプは未だ日本ではお目にかからないのではないか。職場でも沢山いるが、今はセクハラばかりが騒がれて、男女のおふざけは出来ない世の中のようだ。主演の女優は、日本でやるとしたら夏川結衣しかいないと確信。
監督が問題
(2008-01-08)
ブリジット・ジョーンズはドジで不細工な女。この設定はいい。題材もおもしろそう。しかし、この監督には軽妙な映画はつくれない。たとえば、はじめのスカイダイビング、あんなふうに落ちたらもう助からない。それが悠々空を飛ぶ。おかしいね、これは。
いや、映画では奇跡がおきてもいいのだ。それには見るものを納得させる手続きが必要なのに、それがない。そしてブリジットは豚の糞の中におちる。下品であるし、それで面白いとおもっているようでは、この監督さん、センスないとおもった。その横では豚が交尾している。悪い冗談だ。
好きなマークが別の女と寝ていると勘違いする場面も、見るほうにはネタがバレバレ。俳優はそれぞれいいのに、ストーリーは散漫、わたしには時間のムダだった。
ありのままのジブン。
(2007-12-26)
アルコールに煙草。体重は増える一方。
おまけに彼氏無しの三十路女性。
パーティーに出席すれば周りからは
「結婚はまだ?」
変わってみせるっ!!
ダイエットして、仕事もバリバリして、
素適なボーイフレンドを見つけてやるんだあっ!
熱い決意をブリジットは日記に書き留めます。
…でも、不器用なブリジット。
一生懸命さが空回り。
やっとできた彼氏には二股されていて!!
思わず手に汗握って応援してしまう!
頑張れブリジット!
きっと、誰にでもコンプレックスはあるもので、
でもそれを乗り越えようとしている自分の姿を
ブリジットに重ねているのかもね。
そして、ちゃあんと
そんなブリジットを受け止めてくれるヒトはいるのです。
I like you as you are
ありのままのきみが好き。
摂食障害で悩むさるきち。
ありのままのさるきちをもっと好きになれたらいいのにな。
そんなことも感じさせてくれた作品です。
ブリジット役をレニー・ゼルウィガーが体当たりで臨んでいます。
舌っ足らずの声とぽっちゃりお肉に好感が持てます。
舞台がイギリスなのがいい
(2007-08-25)
ユーモアとペーソスいっぱいの楽しい映画でした。
なによりもイギリスが舞台なのがいいですね。セクハラが数億円の賠償責任になるのが当たり前のアメリカでは、決して笑いで済まない場面がふんだんに出てくる。
制作がいつなのか知りませんが、これだけ煙草を吸う人たちが出てくる映画は、もうできないのではないかという印象も強い。さすがのヨーロッパでも、ロンドンのパブやパリのカフェですら嫌煙権が通る時代になりましたから…。
途中で気付いて驚いたのが、ブリジットの幼馴染でお堅い弁護士を演じる役者がコリン・ファースだったこと。どこかで聞き覚えのある声と眼差し…あぁ!『真珠の耳飾りの少女』で、あのフェルメールを演った彼ではないか!さすが達者な役者は、こんな役をしっかりとこなすんだと、感じ入りました。
さて、ブリジット…。私個人としては、真夏の火鉢ですかな…。お爺も手を出さない…(失礼)。
ゼルウィガーにとっての「レイジング・ブル」
(2007-08-01)
いわゆる負け組みを描いた映画ですが、コメディとして見れば面白い。
自分を変えたくても変えられない、どう考えても負け組みなのに、やたら元気に明るく生きるブリジット・ジョーンズのキャラクターの設定が秀逸。でも恋愛に関しては少しモテすぎで、実際には婚期を逃して酒・タバコをがんがんやって太目の女性がありのままに生きていても、こんなにモテることはない。個人的には恋愛よりも職場での数々の失敗場面の方が面白かった。
ブリジット・ジョーンズを演じるレニー・ゼルウィガーは演技力抜群。「レイジング・ブル」のロバート・デ・ニーロみたいに体重を増やしてまでの熱演。あの太ったお尻を画面にさらしてしまうなんて勇気あります。ヒュー・グラントとコリン・ファースも適役で、特に今までまったく興味のなかったヒュー・グラントはこの映画で初めて面白い役者だなと思った。