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2008/10/08 13:24:33 現在
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今宵、フィッツジェラルド劇場で お気に入りに追加

出版社・発売元:

東宝

媒体: DVD
ランキング: 28912
発売日: 2007-07-27
レビュー (Amazon.co.jp)
   巨匠ロバート・アルトマン監督の遺作。まるで予感されたように「最後」がキーワードになる作品となった。ミネソタ州セントポールのフィッツジェラルド劇場で、30年もの間、ラジオの公開生番組として続いてきた音楽バラエティショー。番組が打ち切りになりことが決まり、「最後」のショーとなる一夜が描かれていく。
   メリル・ストリープ、リンジー・ローハンらキャストが軽妙かつ巧みなボーカルを披露。舞台がアメリカ中西部なのでカントリーの曲が中心だが、歌詞がユニークなので、なじみのない人にも十分楽しめる。アルトマンらしいのは、舞台裏での複雑な人間関係。これを歌の合間に織り込んでいく手法は、さすが老練の域である。
   さまざまな笑いにあふれつつも、全編に静かに漂うのは「死」の香り。死神のような女性の存在に、消えていく劇場中継へのノスタルジーが重なるが、ラストは、その「死」さえも幸福感で包んでしまう。アルトマン自身は、まだ映画を撮り続けるつもりだったろうが、偶然にしても、美しい遺書のようになった本作の結末は、胸に迫るものがある。巨匠というのは、人生自体も演出してしまうのか。(斉藤博昭)

カスタマーレビュー

音楽映画の秀作  (2008-09-25)
ロバート・アルトマン監督は自分の死期を悟っていたのだろうか。そうとしか思えないような、あまりに暗示的な遺作。

エドワード・ホッパーの〈ナイト・ホークス〉を想わせる食堂のシーンから、いかにもアメリカ人が好きそうなファンタジーがはじまる。探偵の名前がガイ・ノワールというのもニヤリとさせる(ガイはタフガイ、ノワールはフィルムノワールやセリノワールからとっている)。

物語はファンタジーだけれど、音楽(カントリー&ウェスタン)は徹底したリアリズムに貫かれている。この映画がゆるまず、最後まで「みせる」のは、その音楽に支えられているからだ。

ついでに、ヴァージニア・マドセンの声がマドンナに似ていることを発見した。そういえば、顔も似ているかもしれない。

キャラクターが濃すぎてドラマとしてのストーリーがぼやけてしまった感じ  (2008-07-12)
巨匠の監督作品ということで見ました。
群集心理を描くのが得意な監督で「ゴスフォードパーク」は非常に感動しました。
しかし今回の映画は「いやおうが無くも迫りくり終わりに対峙した人々」という物語のテーマとしては悲喜こもごもの非常に面白いものがベースにあるですが、いかんせん役者が揃いすぎていてキャラクターに目がいき過ぎてしまって物語に大きな感動をするまではいきませんでした。
役者も巨匠アルトマン監督を尊敬していて仕事が出来て大満足だったのでしょう。

合掌  (2008-06-06)
2006年癌による合併症で惜しまれつつ逝去したロバート・アルトマンの遺作。今日で最終回を迎えるラジオ公開番組「プレイリー・ホーム・コンパニオン」(実在する長寿ラジオ番組名が原題になっている)。実際に番組で司会を務めるギャリソン・キーラーの元に、カントリー歌手姉妹ロンダ(リリー・トムリン)&ヨランダ(メリル・ストリープ)たちが集まって、ファアウェル・コンサートが始まるのだが・・・。

多くの評論家が指摘しているとおり、アルトマンが自らの死を予感しながら撮った形跡がいたる所でうかがえる1本だ。劇場が売却され長寿番組が打ち切りとなってしまう物語の背景や、白いコートを着た金髪天使(ヴァージニア・マドセン)が劇場関係者を死出の旅路へと誘うシーンなどを見ていると、本作品が遺作となるかもしれないことをアルトマンが覚悟していたのではないかと思えてくる。

ずっこけ用心棒(ケヴィン・クライン)や下ネタカントリーデュオ・ダスティ&レフティに(笑えない?)アメリカンジョークを連発させて、いつものコメディ要素もしっかりと作品に盛り込まれ、同じ群像劇を得意とする若手映画監督ソダーバーグの名前を前劇場主に重ねてちょっぴり揶揄ったり、自己監督作品名(「ショートカット」)を役者に語らせたり、小ネタの配置にもぬかりがない。

そんな細かい部分にまで配慮が行き届いた作品でありながら、見終わった後なぜか<散漫なイメージ>がつきまとうのがまたアルトマン流。役者個人に演技をさせすぎない抑制が効いた演出は、比較的ヤッピーな人々を描くことが多かった彼の洗練された上流志向と無縁ではあるまい。ラストコンサートの最中もけっして観客席を映さず、歌手(役者)と一般観客との溝を埋めるようなことはあえてしない。楽屋と舞台。役者たちがまるで劇中劇を演じているような(他の作品にも共通している)不思議な感覚は、観客の安易なシンパシーを拒絶するアルトマンのストイシズムがなせる技なのかもしれない。

「老人の死は悲劇ではない」  (2008-04-25)

この映画には、なんども噛みしめては味わい、
心に住みついてしまった素敵な台詞があります。

「老人の死は悲劇ではない」

老いて、自分の死を受け入れる日がきたら、
ああ、そうよねぇと、思い出すかもしれません。

ロバート・アルトマン監督の遺作だそうですが、
人生を感じさせる映画で、とても良かった。

味わいある役者さんばかりで雰囲気もいいし、
何か起こるわけでないのに心に残りました。

米国エンターティンメントの凄さ  (2008-02-12)
役者達が吹き替えなしでこれだけ歌えるということが、ショウビズ大国アメリカの
懐の深さを感じます。音楽だけで十分楽しめました。

あと、「喫煙シーンが無い」という指摘がありますが、ちゃんとありますので
誤解されませんよう。

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