これのどこが面白いか説明してみろ
(2008-05-04)
この映画の台本を渡されて読んだ後、トムウェイツは不機嫌な調子でジャームッシュに言ったそうです。
「これのどこが面白いか説明してみろ」
監督と長い付き合いのトムウェイツでさえそう言ったのだ。
それからジャームッシュがトムウェイツを説得し、トムウェイツはどうにか納得したらしい。
まるでこの映画を象徴するような面白いエピソードだ。
僕を含め、ほとんどの人がこの映画に対して、トムウェイツと同じような反応をするんじゃないかな。
コーヒーとタバコ
(2008-04-08)
この映画あまりに良くてすっかり気に入ってしまいました ただ何かか゛あるわけではなくコー
ヒーとタバコを吸う人達を映しているだけだけどこの映画の空気感まったりしてていい
疲れ気味の人に最高のプレゼントです。
「なんか・・イイ!」を産み出せる天才
(2008-01-25)
「ナイトオンザプラネット」を見たときも感じましたが
ジム・ジャームッシュの映画には何とも表現できない「良さ」が漂っています。
本作も正にそれで
11のオムニバスのどれにも
思わず手で払いたくなる煙草の煙のような「気まずさ」と
コーヒーの香りのような「心地よさ」が同居しています。
そんな絶妙な雰囲気を意図的に作り出せる
ジャームッシュはやはり天才ですね。
かなりオススメです。
じわじわくる心地よさ
(2007-10-14)
コーヒー大好きなんで、おもむろに手にとって買いました。
面白かったです。コーヒーとタバコ、そしてとりとめのない会話
盛り上がりというのもなく、展開のない淡々としたショートショート。
そのせいか、飽きることもなく、何度も見てしまいます。
・・・まるでカフェイン中毒かニコチン中毒になったみたいだ
後から知りましたが、このコーヒー&シガレッツの後に発表された作品がカンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞されたようで、これからが楽しみの監督です。
なんだこの映画は……
(2007-02-16)
ジャームッシュを知ったのは、恥ずかしながら柴崎友香の「きょうのできごと」に、保坂和志が当てた解説を読んでのことでした。ジャームッシュということで手に取ったこの映画、なんておもしろいのでしょうか。連作ショートショートのお手本のような作品です。
同じシチュエーションで、カフェでどこかかみ合わない会話をくりひろげているだけの作品です。コミュニケーションが取れないことからくるすれ違いは、やはりかなり本質的な問題でしょう。
映画はすごいですね。これと同じことを小説でやってしまうと、ちょっと厳しいかと思います。同じ舞台を使いまわすというのは普通やってはいけないことだろうし、作者だって同じような場面を二度とは書きたくはないでしょうから。視覚効果をぞんぶんにいかした、コーヒーと煙草を愛する人にとっては、あるいはそうでない人にとってすら、至高の映画となりえます。