ブシュミは多趣味
(2008-06-30)
掛け値なしで面白かった。コミックの実写版ということで、製作は難しいのではと思うが
良く出来ていた。古典作品の「バーバレラ」や邦画の「アイデン&ティティ」もそうだが、
実写版にもなかなかのものがある。要は、脚本・監督・俳優の質の高さが大切なのだろう。
素直に楽しめば本当はそれで良いのだろうが、タイトルとラストシーンが重く心に残った。
ひょっとして、主人公のイーニドは孤独のあまり最後に死んじゃったんじゃないか!?。
かなり突飛な発想だが、以下のように勝手に解釈して、自分なりに納得した。
老人がいつもベンチで何かを待っている。尋ねると「みんな知らないが必ず来る」という。
ひょっとしてこれはサミュエル・ベケットの不条理劇「ゴドーを待ちながら」ではないか?
芝居では「ゴドー」すなわち「ゴッド(神)」は来ないのだが、ここでは最後にやって来る。
神が迎えに来たということは、結局老人は神に召されたのだ。そして主人公もその後を追う。
文字通り「ゴーストワールド」に旅立ったのだ。 (きっと、みんな賛同しないだろうなぁ)
もやもやしたときに見たい
(2008-06-23)
実は、スカーレット・ジョハンソンが見たくて見ました。でも、その動機を超えて、興味深く見られた映画です。
ハイティーンの女の子の、揺れる心が切なく、もやもやしたときに見るととてもハマれると思います。
また、スカーレット・ジョハンソンも、主演のソーラ・バーチも、諸手を上げて美しいとは言えない女の子を演じていますが、それでも垣間見えてしまう、美しい瞬間を見るのが気持ちよかったです。
ピュアな苦さ
(2008-01-08)
原作のアメコミを読んだ勢いで、作者も脚色に参加したという映画もチェック。
モノクロの二次元の描写に比べると、主役の二人の少女、とくにイーニド(ソーラ・バーチ怪演)の存在が生々しいし、自分を孤立に追い込んでいく、イーニドのひねくれた率直さが痛々しい。妥協しないという強さではなくて、ふとした一言で自分を戻れないところに追い詰めてしまう。
原作に比べて主役級に格上げの中年男シーモア(スティーヴ・ブシェミ)ら、大人たちの演技もよい(美術教師は原作になかったよね?)。見終わって「さわやか」というわけには行かないが、ホッパーの絵を見るようなピュアな苦さは貴重。
鮮やかでありながら暗い作品
(2007-10-12)
コントラストの強い作品です。
内容は主人公イーニドのレトロでお洒落な
明るいファッションとは裏腹に暗いです。
特定の人以外心を許さず常に不満を抱えてるイーニド。
進路や、くだらない連中に飽き飽きしてるといった様子
が、これでもかといわんばかり(ある意味爽快)
唯一心を許してた女友達との溝。
パパの恋人はおぞましいほど嫌い。
そんな中、出会ったオヤジとの奇妙な友情。
ラストはあれで良いのだと思います。
どこでもいいから、あてのない旅に出たいとか
もうどうにでもなれとか、若い頃の青い思いを
どこにぶつけたらいのか・・・
誰でも心当たりのある「あの頃」に戻って堪能
してみるのもいいじゃない。
ファンキー!!
(2007-07-11)
ソーラ・バーチのセリフと仕草に興味を持ってみたのですが面白かった。
スカーレット・ヨハンソンも出てるとは気づいてませんでした。
またあらためて観ようかな、と思う今日この頃でした。
おすすめですよ!!