香り立つ映像美
(2008-10-03)
鮮やかな色彩と優美な音楽が、そこにある筈のない匂いを伝えてくれる。全体に漂う気だるげな雰囲気と
乾いた質感を伴って、物語は終始淡々と進行していくのだが、静かで抑えた作りの序盤から一変して緊迫感溢れる中盤以降、例え結末が予測できても、その独特の世界観に引き込まれてしまう。
主人公グルヌイユが真に求めたものは何だったのか、守るべき者がある人間の強さと危うさ、全く異なる執着を描いた作品を、映像化ならではのアプローチで表現した本作は、ファンタジーでありながら無垢な美しさと無知ゆえの残酷さが生み出す悲劇を知らしめる。 罪は誰にあり、罰は誰が受けるのか。
香りと愛をめぐる壮大なファンタジー
(2008-09-25)
ファンタジーといっても、近年主流の現実逃避のそれと同列に語ることはできない。
オスマン市長によるパリ大改造以前の「汚くて、臭い」パリの描写が素晴らしい。こういうリアリズムに支えられているから、物語が上滑りしない。
原作が優れていたということか。
でも、あの香水が男性ばかりでなく、女性にも愛を感じさせるのは不可解。大切なところなので、そこんところを納得させる何かがほしかった。
匂いフェチの傾向があるわたくしとしては、共鳴する描写が少なくなかった。
うーん…
(2008-08-31)
正直ラストまではかなり見入ってしまいかなり素晴らしかったです。
ラストシーンを見て時間を無駄にした感じになってしまいました。
不幸な生い立ち・・・
(2008-07-06)
簡単にジャンル分けしてしまえば、猟奇殺人をテーマにしたサスペンスというところでしょう。ただそう一言割り切れないのは、彼が天才的かつ職人気質の香りの芸術家だったからでしょうか?確かに彼は生まれながらにして素晴らしい才能に恵まれていました。しかし同時に彼は人間らしい愛情表現の方法を知らずに育ってしまった。これが悲劇の元なのでしょう。
彼は女性の香りだけを引き止め、保存しようとしましたが、後に彼は、彼女そのものを引き止めておけば良かったのだとやっと気付き、涙します。奇怪なラストは、初恋と言えるヒトを手にかけてしまった彼の張り裂けるような悲しみと、今までの孤独で切ない人生をかき消したい思いを表現したものなのでしょう。
香りは体験できなくとも、18世紀を再現した重厚で美しい映像がこの神秘的で切ない作品を引き立てています。
最悪
(2008-06-16)
つまらないです
言い方換えればただの変態映画
個人的に外れの洋画
ストーリー性も大したことなく
感情移入もできない
個人的にシリアスさや深さも感じられません
内容が良ければいいのですが
理解不能な映画でした