この映画の素晴らしき大罪
(2008-05-28)
初めて映画館で観た時は駄作だと思った。
思い直して2回目を観たら、ジョン・ドゥが
指紋を消すために使ったカミソリのように、
いつの間にかヒリヒリと傷ができていた。
タイトル・ロールを始め、すべてのシーン、
ショットが、鋭敏に、そして中世の絵画を再現
したかのように美しい。
それだけではない。
ミルズがジョン・ドゥを追うシーンは、手持ち
カメラの動きが非常にすばらしい。
そんじょそこらのアクション映画には真似できない
計算されたブレが、この映画の根底に続く緊張感
を一気に爆発させている。
それであるがゆえ、続くジョン・ドゥのあっけない
自首シーンが活きてくる。
多くのフォロワーを生み出したM・フリーマンと
B・ピットの、ポテンシャルを出し尽くしたかの
ような役作りの対比も、隙がまったくない。
正直、よくできたシナリオだ。いや、完璧と言っていい。
なのに心を“えぐる”、という要素は感じない。
それが初めて観た時の違和感だったのかもしれない。
だが「活動写真のプロたち」は、各々パーフェクトな
仕事をしていた。プロはえぐるのではなく、スパッと
切り込みを入れてくるものなのだと教えられた。
おそらく私は、これからも何度も何度もこの作品を
見返すだろう。
私は映画(総合芸術)を観た。
グロテスクで低俗
(2008-02-08)
1.ブラッド・ピットとモーガン・フリーマンはなぜ捜査しないのか。
2.犯人は図書館から本を借りている。自分で持っているか、教養として知っているべき。
3.怠惰の罪で死んだ男が、ミイラみたいなくせに、突然目をあけて動く。バカげている。
4.トレーシーは、七つの罪のどれでもって、殺されたのか。
5.ブラッド・ピットの家は、電車の振動で5分毎にゆれるはず。食事中はなぜゆれない?
6.夫婦喧嘩で死んだ女は、連続殺人に関係なかった。無関係の場面をなぜ写す?
7.1年以上かけて用意周到に殺しているのに、なぜ1週間でトレーシーは殺されたのか。
8.殺しの準備から実行がなぜ出てこないのか。神出鬼没の犯人は魔法使いか?
9.上記をまとめて、サスペンスゼロ、説得力ゼロ、恐怖感ゼロ、オカルト性ゼロ・・・
10.モーガン・フリーマンはさすが、渋い演技をみせた。
ホラー嫌悪
(2008-01-28)
ホラーものは嫌いでしたが、始めてみました。そして二度と見ないと決めました。こんな映画を作り、それを見て楽しむ人間が多いアメリカに絶望します。日本で受け入れられないことを祈ります。
現代に生きる嘆き
(2008-01-20)
猟奇殺人がメインですが、この映画の言いたい事は
別にあります。
実は犯人と刑事2人(特に若い方)は通常の犯罪者
よりは遥かに考え方が近い人達なのです。
そういう意味で表面の殺人よりも後味の悪いものが
観終わっても残ります。
そういう意味で途中のモーガン・フリーマンの独白
を一度観終わった後にもう一度聞いてほしいです。
それが、この映画のテーマですから。
このおかげで、この映画はただ単にグロイ映画では
なくなっています。
最初から最後までダレルところが少ない展開は素晴らしいです。
サイコの最高峰
(2008-01-06)
七つの大罪をもとに殺人を繰り返す殺人者とそれを追う刑事の葛藤をドキュメンタリータッチで描いた言わずと知れた傑作
話の展開が非常にリアルかつミステリアスに進んでいき 面白いです
最後の衝撃的結末に圧巻です