一番好きなハリウッド映画
(2008-09-04)
ハッピーエンド大好きなハリウッドの中でこれが一番好きというのは皮肉だけどw本当なんだから仕方ない
常に雨が降ってて犯罪が起きてる憂鬱な退廃感。息つく暇もない展開とスタイリッシュな映像美。犯罪の異常性が良くわかる美術やセット。若くて青い刑事と引退間近で現実に失望してる老刑事の対立と友情。犯人のレクター博士並の異常性とカリスマ性。
大まかに言うと自分が感じるセブンの魅力はこんな感じ
他の人も言ってますが冷たい快楽さがこの映画にはある。そしてこんな残酷で救いのない映画なのに見ていてなぜかとても落ち着く
ここまで何回見ても全く飽きない映画は他にない。名作中の名作
「罪」と「罰」・・・
(2008-06-22)
何度も観返している映画です。
初めは、周知の通りスリラー映画だと捉えていました。
しかし次第に、これは一つの宗教映画なのではないかと
いうふうに、見方が変わりました。
大食、強欲、怠惰、肉欲、高慢、憤怒、嫉妬という、
キリスト教圏においての七つの罪に次々と罰を下していく犯人。
なんと、彼に次第に感情移入していく自分がいました。
神の視点からは、刑事も殺人犯も罪人である…
日本人の文化圏からは抵抗がある思想でしょうが、
この映画の核心的なテーマは、原罪であると思います。
「神のみわざは不可思議だ…」
物語のクライマックスで犯人がつぶやく言葉を噛み締め、
好きな方も嫌いな方も、ぜひ再々鑑賞していただきたい作品です。
第三の災い
(2008-06-20)
先日読んだ「Newsweek」の映画評に酷評されていた、フィンチャー監督の出世作「Seven」であるが、個人的にはハリウッドの流れを変えた傑作に感じる。日本人にはなじみのないキリスト教の七つの大罪になぞられて映画は進行していくが、事前知識の有無は関係なしに飽きずに見ることができるだろう。その理由には、映像センスが郡を抜いている点があるからだろう。たしかに、安易なメッセージや、古典文学を引き合いに出すことは稚拙な点があるのかもしれないが、鑑賞に堪えるに値しない、暢気な「娯楽映画」よりは幾分も優れているだろう。鑑賞するときは、「ダンテ」と「聖書」があればなおよいかもしれない。
低俗でグロテスク
(2008-02-11)
1.ブラッド・ピットとモーガン・フリーマンは何も捜査していない。なぜ?
2.犯人は図書館間から本を借りている。これぐらいの男は教養として知っているはずだ。
3.怠惰の罪で死んだ男は、ミイラみたいなのに、突然目をあけて動く。バカげていないか?
4.トレーシーは七つの罪のどれでもって殺されたのか?
5.1年以上かけて用意周到に実行しているのに、トレーシーはなぜ急に殺されるのか?
6.冒頭の、夫婦喧嘩で死んだ女は連続殺人に関係なかった。無関係の場面がなぜ写る?
7.殺しの準備から実行がでてこない。なぜ魔法のように殺せたのか?
8.ブラッド・ピットの家は5分ごとにゆれることになっている。でもあまりゆれなかった。
9.以上をまとめて、サスペンスゼロ、恐怖感ゼロ、謎解きゼロ、深読みする映画ではない。
考えさせられる作品
(2008-02-10)
物語が進むにつれ、どんどん引き込まれていくストーリー展開、グロイ映像といつも雨の狭い背景のシーン、そしてなによりも、ブラッドピットとモーガンフリーマンのコンビのセリフと素晴らしい演技が作品全体を質の高いものへと仕上げています。ラストでは、晴れた広い背景と、楽しみで仕方がない勝ち誇った表情上に満ちた犯人が描かれており、それは驚愕の結末へと結びついていく。人生や感情をひにくった文学的でもあるこの作品はいろいろと考えさせられるものでもあり、とても印象に残る作品でした。