道具立てだけ
(2008-06-20)
まあ浅草オペラとかドイツ文学とか鴎外とエリスの娘がシルバー仮面だとか、アイディアだけ、道具立てだけで、台詞は下手だしむちゃくちゃ退屈なのである。実相寺昭雄というのは実は大したことはないのではないかという仮説を証明された気がした。
がっかり。
(2007-11-03)
旧シルバー仮面を見たことのある家人と一緒に、東映chでの放映で視聴。
設定の違いは「それはそれ、これはこれ」とおいといて、ストーリーの陳腐さや演出のありきたり加減に失望というか驚愕させられました。
大正・見せ物小屋・悪夢的踊り狂うチンドン屋・ゆやゆよ〜ん(丸尾末広世界的な…)の雰囲気に包まれた幻像冒険活劇にしたかったのかもしれませんが、それらの世界を表現するためのセット作りがチープです。
それもあえてチープにして小屋物っぽく見せるのではなく、現実の闘いを舞台上の劇と入れ替える演出も単に手狭な学芸会のようで、興ざめしてしまいました。
主人公の女性が大根だし、アクションシーンも爽快感の無いベーシック以下のもの。特撮自体もいきなりビデオ合成かと見まごうほどに、この作品と同時代に放映されているTV特撮物と比べて格段に低い出来です。
本題に入る前の前置きも長く、どうしてこれで制作のGOサインが出たのかさっぱりわかりませんでした。悲しくなる出来です…
映像化するよりも、画力のある人が漫画化したほうが良かったかもしれません。
シルバー仮面というよりカリガリ博士のリメイク?
(2007-09-16)
早すぎた名作と言われる「シルバー仮面」(1971〜1972)を実相寺昭雄氏など昭和版のスタッフが再結集してリメイクした物。だが冒頭にカリガリ博士という謎の人物が現れて、「さぁー、さぁー、よってらっしゃい。見てらっしゃい。」と言わんばかりに大勢の人々を一ヶ所に集めて、部下のチェザーレを使って予言を見せたり、殺人を犯すなどと「シルバー仮面」というよりは「カリガリ博士」(1919)のリメイクと言った方がいいかもしれない。そのためかSFよりファンタジー要素が強いが、それなのに敵が宇宙人というのはどうも納得が出来ない。ちっとも世界観と合っていないしこれが悪魔あるいは魔物だったら、まだ納得は出来るのだが。
これはキツイ…
(2007-06-09)
実相寺監督の遺作ということ&特撮ということで期待したが、
これは正直酷かった。
文学的要因も入れてようとしているのは分かるが、
思ったより浅く、素養ある方がもし見れば
浅薄にしか映らないだろう。
しかしそれ以上に主役の女性の演技力の悪さ、
肝心のアクションの弱さ(シーンの見せ方ではない。アクション力)、
そして余りに低予算だったのか、
余りに酷いセット&映像
いつもの監督の映像の切り替えも陳腐なセットを
誤魔化すためのものにしか目に映らない…
これだったら、余程新ウルトラQの方がマシであった。
1点、予算があれば面白そうだったのが
戯曲めいた戦闘シーン。
過度に派手なアクションが目立つ昨今、
この舞台演技じみた発想は面白いと感じたが、
何分上記理由により陳腐で失敗に終わってしまった。
主役の演技力は先述したが本当に酷く、
2以降は少し見る気が起きない。
私はこれなら新ウルトラQをオススメします。
奇想、それは夢の世界
(2007-05-09)
シルバー仮面といえば知る人ぞ知る70年代のSF特撮ヒーローですが
今作はSFというよりも全く別種のファンタジー、
いわば“実相寺ワールド”そのものとなっています。
ですのであのシルバー仮面と同じ物を求めれた方にはご不満でしょうが
好きな人が観ればツボに来る事間違い無しの濃ゆい世界を堪能出来ます(笑)
旧作同様チープさは否めませんが自分は好きな作品です。