THE・西部劇!!
(2008-08-22)
西部劇の雰囲気が丸ごと詰まった映画です。
特に、ラストシーンが大好きで
エンニオ・モリコーネの音楽をバックに、
遠く離れた三角形に位置取ってのジョーとセテンサとテュコの闘いは
ほんと痺れちゃいます。
また、寡黙なジョーと饒舌なテュコの掛け合いがコミカルで面白く、
長編ながら飽きる暇のない映画です。
この映画、『続・夕陽のガンマン』となっているので、
続編かな?と、まだ『夕陽のガンマン』を観ていない方は
敬遠しがちだと思うんですが、
続編扱いとしているのは邦題だけなので、
『夕陽のガンマン』を、まだ観ていない方は
どちらを先に観ても楽しめちゃいます!
この『続・夕陽のガンマン』をモチーフとした作品で、
キム・ジウン監督 の『良い奴、悪い奴、変な奴』がもうすぐ公開されるので、
この映画を好きな方は、そちらもかなり興味深いんじゃないかと思います!
すごい額の制作費が投じられていることも、
私の大好きな韓流スターのイ・ビョンホンが出演していることも
しかも、韓国式ウエスタンって響きも、すべてに興味津々ですっ!!
かなり期待の映画です。
「貧乏からぬけ出すには、牧師になるか、ドロボウになるかだ」
(2008-08-18)
「出て行く前に一言いわせてもらうぜ、
兄貴よ。兄貴はオレよりマシだと思ってるだろ。
だがな、貧乏からぬけ出すには
牧師になるか、ドロボウになるかだ。
兄貴にはドロボウになる勇気がなくて
牧師になったんだ、ちがうか?」
ビル・カーソンの20万ドルの金貨をめぐって、3人のならず者が砂漠や墓場、戦場をかけずり回り、埃まみれになる。セルジオ・レオーネの長回しや、エンニオ・モリコーネの音楽がすばらしい。
「てめえ……殺してやるッ!!
なにッ?!
金貨を埋めた墓の名前を聞いただと?
……それで?
その墓の名は?
……ブロンディ!! こたえろッ!!
おいッ!! 死ぬな!!
死ぬんじゃない!
友よ、ブロンディ。
オレは友人じゃないか、友よ。
助けてやるからな。
水ならあるぞ、さあ飲め。
たのむ、死なないでくれェェ〜」
good bad ugly。クリント・イーストウッド非情。
(2008-05-25)
見終わるまでに実に3時間。これに貴重な自分のもっている時間をかけますか。
原題を 『続夕日のガンマン』にしたのは 日本人。
誰だ。
『夕日のガンマン』が 質として最高であり観客多かりし。そこで、名付けられたのだ。
私は『夕日のガンマン』と『続夕日のガンマン』を比較して、前者を評価する。
前者には、映画としての 人情味あふれる大人の作品。
後者は、3人の悪党たちの 非情な動き。
原題が 『善、悪、醜』となっているのだから、正直な者ならばそのまま『良・悪・卑劣』あるいはまとめて『三悪人』、しゃれて『三虚人』、『非情の三悪人』と したであろう。
この作品は 『夕日のガンマン』とは全く関係ない作品。
『続』と名付けた者は、人だましの最悪党。
この『名付け親』に敬意を表する。
一切の甘さ無し。
非情なる悪党たちのかけひき。
勝利したのは自称「いい人」のクリント・イーストウッドである。
こんな、大悪人を三人描ききった、また観る者を救済しない作品は珍しい。
自称「いい人」が、極悪党であることを知る。
大島渚の 観る者に対して問題を放り出すのと同じ質だ。
●しかし、映像をみて 感動しない者はいない。お話は 最高の「非情西部劇」と評価しておく。主人公を演じたクリント・イーストウッドの 姿のみ のこる。
これが 非情な男の極限を演じている。
現実の 社会の勝利者を 見事に 象徴させたのか。
●DVDは映画の原本とは別な視点で評価しないといけない。
DVDとしては 最高のサービス精神満ちあふれ、この原映画を 大切にしているかを知ることができる。
早く吹き替え補填を!!!
(2008-03-02)
映画としては間違いなく星5。吹き替えが不十分なので−1です。178分と3時間近いウェスタン大作。この映画が大作であるのは南北戦争シーンを観れば分かる。実際に橋を造り、それを実際の火薬で破壊している。メイキングを観て面白かったのは映画の様々な裏話。実は映画で爆破されたのは2つ目の橋で、最初の橋はフィルムを回す前に誤って爆破してしまったとか…。アルティメットディションは新たに追加したフィルムが多いのでアメリカではイーストウッド氏、ウォーラック氏が不足分の吹き替えを新しくしているが、日本語の方は英語のままだ。大塚周夫氏、納谷悟朗氏は健在なので不足分を急ぎ補填して欲しい!!!山田康雄氏の分は残念ながらどなた別の似た方で…。
不滅の決闘
(2008-01-06)
3時間近い大作であるが、まったく途中であきさせない。三人のそれぞれ個性的な男(the Good, the Bad and the Ugly)たちが、隠された大金を探してそれぞれお互いを利用しつつされつつ話が進んでいくのだが、なんといってもカメラワーク、台詞回し、そして音楽がすばらしい。そして映画の最後の墓場での三人の決闘シーンは5分ほども引き伸ばしているのだが、モリコーネのすばらしい音楽、そしてレオーネのドアップを多用したカメラワークもあって、まさに鬼気迫る迫力、引き伸ばしをまったく感じさせない。西部劇というと古い、つまらない、というイメージがあるかもしれないが、この作品は映像、音楽、せりふと映画のよさがすべて詰まった不滅の作品といえよう。