映像はすごいがストーリーも素晴らしい
(2008-06-28)
20年間子どもが誕生していない世界。
それがはたしてどういう未来になるのか、それだけでは全く想像できません。
冒頭で最年少の青年が殺されたニュースが流れ、皆が一様に泣き、悲しんでいます。
「なんかオーバーでは?」と思ってしまいましたが、考えてみると、おそらく人類最年少の彼は
幼いときから頻繁にメディアで取り上げられ、皆が自分の子どものように彼の成長を
見守っていたはずなので、そのショックの大きさは想像できます。
また、子どもの代わりに犬を飼っている人が多いことからも、一見して説明不足のような
この近未来の世界観がいかに完成されたものであるのか理解できると思います。
その跡継ぎのいない世界で人類は廃れきっており、自ら絶滅の道を歩んでいるように思えます。
子どもが産まれなくなったから、人々が自暴自棄になってしまったのだろうか?
個人的にですが、人類が子孫を残せなくなったのは廃れていく社会の中で未来への「希望」が
なくなっていったからではないだろうかと…(象徴的ですが)
戦場の真っ只中に赤ん坊がいる理不尽さと飛び交う銃弾の怖さにそう感じました。
その世界にあって、トゥモロー号は唯一の「希望」であり、そのたったひとつの「希望」が
ひとりの子どもを産み出したのではないのでしょうか。
この映画を観て、現代社会に関して少しでも考えることが出来れば十分に価値があることだと思います。
撮影技術もさることながら、とても素晴らしい映画だと感じました。
人間の本質を垣間見れる作品
(2008-06-17)
なんとなくレンタル屋でおもしろそうだから借りてみたが。
なんという命の尊さを訴えてる作品だろう。終盤の赤子を抱えて出てくるシーンは思わず涙がこみ上げてきたではないか。
これは個人的に高評価つけれる映画だなと。
邦用タイトル最低で広告文句は詐欺に等しい!
(2008-06-10)
が、なかなか面白かったかな。長回しのシーンは迫力あったし、映画全体の雰囲気も嫌いではない。子供の泣き声ひとつで実際ああなるかは疑問だが感動した。映像も世界観も人間描写もリアル!なのだが…世界の女性が不妊症になり、子供が産まれなくなるって設定がどうにも納得出来ない。『生命はどんな難局にも様々な道を探して歩んできたからこそ、今があるわけで…』なんかリアルな世界の中にありえない設定を詰め込まれた感じで違和感が残りました。
『希望と混沌』
(2008-06-08)
色々語るべき部分、批判すべき部分、評価すべき部分。
それらが玉石混合状態となった作品。
一言で作品を表すなら『希望と混沌』
全体を覆う、どこかほの暗い色調が、歪み淀んだ世界観を上手く表現できていてGood!
私的には現実の苛烈さと、生命の尊さを実感する上では悪くない出来だと思います。
テーマが明け透けで嫌だと言う方もいるだろうけど、俺はこのぐらいわかり易いのが調度良い。
20年かそこらで99.99%の女性が不妊状態になるってのは少々無茶がある設定だと思ったけれど、ヴァーチャルな話としては中々楽しめたか。
戦場の撮影シーンは従軍カメラマンはだしのアングル構成で臨場感が凄かった。
投降してきた『市民』に対して一斉射撃はいただけなかったけどさ(-_-;)
こんな戦争映画を観るつもりじゃなかったなぁ…
(2008-05-16)
“子供が誕生しなくなってしまった2027年”と聞けば
「え!なんでだろう!?」
と思いますよね。当然その答えを期待したんですが、そんなもんはありませんでした。
更に言えば、このタイトルにも騙された気分です。
もっと近未来のワクワクするようなSFを期待したんですが実際は陰気で暴力的なただの戦争映画でした。
公開当初2週目3週目と観客動員が大幅に減っていったのも頷けます。
確かに後半の戦闘シーンは迫力がありましたが、それを加味しても星1つです。