アクションスターが競演する大作
(2007-09-22)
第二次世界大戦でドイツ軍の捕虜になった米英軍の将校と兵隊が協力して収容所からの脱走を目論む実話に基づいた大作だ。登場人物が豪華で、若き日のスティーブ・マックィーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーンらが顔を揃えている。
ストーリーも実話に基づいただけあって非常にリアルで、何度も失敗しながらもめげずにあの手この手で脱走計画を練る様子は非常に愉快である一方で、何人かは脱走の中で非業の死を遂げることになり戦争の冷酷さも描かれている。
3時間近くの長編だが、全体として軽快な『大脱走のマーチ』の音楽にのって明るいトーンで話が進んでいくのでだれることなく最後まで楽しめる。
渋いです。もうスタントマンなしに迫真の演技です。
(2007-07-19)
一番感動するのはなにでしょう。やはり演技力もそうですが、まともにCGなしで、スタントマンなしで、やっていることです。トンネルを掘るときには、チャールズブロンソンが、落盤でまともに土をかぶっていること。もう一人の人もかぶっていましたっけ。口や目に入る土まで本物だから感動します。もう、何十年も前の映画とは考えられません。次に、やはり、スティーブマックイーンの最後にオートバイで敵から追われて、有刺鉄線にまともにぶつかり、腕からは血を流している。あれは本物でしょう。誰もが尻込みする演技をやってのけた。全く惜しい。エルビス、ブルースリー、と同じようにマックイーンも早かった。なんか、アスベストの被害だとか。でも、映画があります。彼の勇士は、スクリーンの中で見事に躍動しています。そして、なんと言っても、ジェラシックパークのアテンボローも、アクション俳優のジェームズコバーンなど、この上のない俳優陣。映画ファンなら、是非是非持っていて欲しい一作です。
私のお気に入りです。
(2007-07-14)
初めてこの作品に出会ったのは中学生のとき、テレビ放送で。出演者と音楽がとても印象に残っていました。特に自分が好きなのは「ウィリー」役の「ジョン・レイトン」。時が経ち約6年後弟が、この作品のDVDをひょこっと買ってきてくれました。悲しいストーリーですが、女性が登場しないストーリーなので、とてもさっぱりしていて好きです。きっとこれからも何度も見てその度に感動することになるでしょう。戦争とは・・・を考える機会にもなります。
スティーヴ・マックイーンの出世作
(2007-04-21)
いわゆる脱走・脱獄ものは数多く映画作品となったが、徹底したアドベンチャーと豪華キャスティングで本作は群を抜く。サスペンス、アクション、ユーモアという3つの要素が見事に織り込まれ、計画・実行・その後の運命のプロセスがテンポよく進むストーリーもさることながら、それぞれに一芸に秀でたキャラクターが魅力的なのだ。ジョン・スタージェスは、黒澤明氏の『七人の侍』を下敷きとした西部劇『荒野の七人』(60年)で、そうした設定を試みて成功しているが、ここではさらに密室(収容所とトンネル)と屋外(脱走と追跡)という空間をドラマに生かしながら、脱走者たちの成功と挫折を描き分けてみせる。
前半のクライマックスとなる脱走の方法だが、トンネル掘りという常道をふまえて、1つのアイディアが絶妙なチームワークで実行される醍醐味が最大の見どころだろう。「閉所恐怖症」のメンバーがいるなど、数々の危機に直面していかに乗り越えていくかの知恵と勇気が試される。それがスポーツやゲームのように展開する様は実にアメリカ映画らしい。
脱走後の各メンバーの運命を同時進行で描く後半は、皮肉なオチも交えて予定調和劇には終わらない工夫が凝らされている。例えば、軍服をスーツに改造するという前半のアイディアが裏目に出たり、飛行機やバイクを奪取するヒーローたちの活躍ももう一歩のところで、という具合に観客の期待を見事に裏切ってくれるのだ。とはいえ、後味のさわやかさには、多くの西部劇で娯楽アクションと群像劇を追求してきたスタージェス監督の職人芸が十二分に発揮されている。
役者陣の豪華さは、後の活躍を考えると目を見張るが、最大の儲け役はスティーヴ・マックイーン。脱走常習犯の一匹狼的キャラクターもピッタリだが、なによりもアクション俳優としての才能を存分に発揮できたことである。例えばラストシーンの「決め方」(独房のキャッチボール)も心憎い。
マックィーンの最高傑作
(2006-12-14)
映画は実話を元に脚色されています。唯一、ヒルツは実際には存在しなかった人物です。
その他の人物はほとんどがモデルとなる人物がいて、脱走計画も実際の内容に沿っています。
脱走不可能と云われる収容所から1人や2人ではなく、
一度に200人以上も脱走させようと計画。
その壮大な計画、実行のために工夫を重ねるところも見どころです。
この後に発表される「脱走もの」の原点になった作品です。
現在ではリメイク不可能と呼ばれる当時では豪華なキャストやスタッフ。
マックィーンの存在を決定的にした作品として荒野の七人と並ぶ名作です。
良きにつけ悪きにつけ、マックィーンのオートバイにまたがるヒルツが
彼のイメージとして後々の作品に影響します。
今ならCGや合成を使用するでしょうが、当時は全て実写で撮影しています。
それだけに迫力やセットの現実感はすべて本物です。
今では、この世を去った名優達が勢揃いのアクション映画の名作です。
エルマー・バーンスタインの音楽は見事にマッチしています。
是非、壮大なアクション映画をゆっくり堪能してください。
今、この価格で買えるようになったことは驚きです。