いかんせんタイトルが悪い
(2008-03-10)
この映画、意外と面白いんです。
安っぽいかと思ったけど、結構ひねりがあって。
突き詰めれば「それって無理がないか?」というところも
あるにはあるけれど、それでもアイデアはなかなか。
それに風景がとても美しい。
海、島、馬、灯台、小さな海沿いの町。
そこに美しい女性作家がたたずむと
とても絵になる。
見ても損はないです。
配役ミス?!しかし背景描写は素晴らしい
(2007-08-29)
人里離れた灯台、砂浜を走る馬たち、海風に凪いでいる草原。背景のカメラワークは素晴らしく、都会から離れたイギリスの小さな町の生活風景を丁寧に描写している。
しかし、デミ・ムーアの演技からは、子供を亡くした哀しみが伝わってこない。確かに子供は溺死しているのにも関わらず、そして母親たる自分がその第一発見者となってしまっているのに、狂おしいほどの母親の感情がまったく伝わってこない。その他、調理シーンなどの生活に関わる場面が、何故かすべて上滑りの印象を感じてしまう。
子供を亡くしてから、数年後、生活を変える為に、イギリスの片田舎に長期滞在のミステリー作家、という設定からスタートすれば、もっと主役女優の演技と内容が密接に結びついたように思う。
中途半端の理由
(2007-08-11)
映画としては、一流の作品かと思います。
イギリス海岸地方の美しい風景を追うカメラワーク、出演者の魅力と演技の自然さ、叙情的な音楽、そしてそれをまとめる監督の手腕には、感嘆せざるを得ません。
相変わらず低調な、というかレベルを下げる一方のような凡百の日本映画なんかとは、明らかに一線を画す世界がここにあります。
なら何故星3つかというと・・・。
どんなに映画として優れたものを作るスタッフが集まっても、結局のところ映画はドラマだということかと思います。
この映画では、息子を亡くした母親の悲しみがどんなものか、それが自分の責任なのではないかと自分を責めてしまう気持ち、「あの時ああしていれば」と繰り返し考えるのを止めることができない苦しみ、そういったものが足りていないのです。
あくまでストーリーを作る上での材料にしかなっていない。
本当に子供を亡くした親の感情は、こんなものではないと思う。
それがもう少し感じられる場面があれば、また違った映画になったのではないかと思います。
ただ、いい映画であることは確かです。
特に、風景の描写は、本当に美しいと思います。
上に書いたような不満はあるにせよ、見て損な映画だとは思いません。
話の展開より、数々の風景美が印象に残ってしまった
(2007-05-28)
予告編を見た時の印象と、ずいぶん違った方向に話が展開していった。
そんな印象をもった本作品は、話の展開より数々の風景美が印象に残る。
家族3人で過ごしていた家、事件後に借りた家のインテリアや風景、灯台のある島の景色・・・
そんな数々の映像がとても美しい。
情報を一切入れずに鑑賞したほうが、入り込みやすい作品ではないだろうか。
ホラー的要素を期待せず、サスペンス的な要素を中心に観るのがいいかな・・・・・
デミ・ムーア最新作の割りに……
(2007-02-10)
B級という評価を知らず、「デミ・ムーア最新作」という言葉につられて見ました。最初はよくある幽霊物かと思ったのですが、段々サスペンスになり、それで終わるのかと思ったらお化けも出てきたのですが、結局パトリックはどうなったの?と思いました。結局溺死した息子は最初から最後まで助けてくれようとしてただけなのかどうかもよく分からなかったし、最後まで見てもなんだか消化不良の感が残るので、あまりお奨めできません。