最後のモノローグがイマイチ
(2008-02-13)
ストーリー全体、なかなか面白いんです。
母から「父の駆け落ち」を知らされた4人姉妹。
女ばかり5人残された家で、母親と娘たちとの葛藤、
母親の女としての苦悩、そこに現れる男たち。
意外な結末が待っている点も評価は高いんですが
問題は、物語をときどき四女がナレーションする構成。
これに意味があるとは思えません。
最後の最後に、四女のモノローグで幕を閉じますが
あまりパッとしません。
観ました
(2007-03-19)
家族の再生の物語、と銘打つのは少し違う気もしますが、
絆を取り戻す物語ではなく新たに結んでいく、その可能性を示す結末だと感じました。
ママ、こと主人公のテリーの心情が本当に切実でリアルなものに思え、
見ていて何度も胸が苦しくなりました。
夫を失ったことによる“女性”性の自信の喪失、そこから崩れていく彼女の姿は
同性として痛いほどに感情移入してしまいましたし、一見狂っているとしか思えないような言動も嫌悪よりむしろ、“ああ、わかるなあ”と思えるようなものでした。
そしてその母親を嫌悪する姉妹達の気持ちもよく理解できます。
夫が出て行ったという現実を受け止めきれずに酒に溺れ、娘やテリーに対し、自分に共感(あるいは同情)しないとなると異常とも思えるくらい攻撃的になる彼女。
自分の思いを直接口にしようとしないで、相手が思いを汲むのが当たり前に思っているような台詞もありました。それは持ち前のプライドから来るもの、現実を認めたくないという逃避もあると思います。娘達が嫌悪するのは多分そういった部分なんでしょう。
だからこそ、劇中デニーが面と向かって言った、「思っていることはそのまま言いなよ」
という台詞がすごく際立って見えました。
テリーと彼女に好意を寄せるデニー、ふたりのキャラクターが非常に良く作られてます。
観たのは字幕でしたが彼女の感情がよく伝わってくる台詞ばかりで、そしてそこがまた巧いんですよね。
大きなドラマではありませんが、細やかな感情の動きを描くような物語がお好きな方なら楽しめるお話だと思います。
ただ、未消化の部分もあるので(娘達の事柄等)ちょっと減点はしましたが大局的にはこれで良かったのかな、という感じです。