HEAVEN & EARTH
(2007-04-21)
自らもベトナム戦争を体験しているオリバー・ストーン監督だからこそ描ける作品です。
『プラトーン』とは違って、完全にベトナム人に焦点をあてているところが良かったです。ロケ地も多くのベトナム戦争は『プラトーン』も含めてフィリピンで撮影されていますが、今作はタイとなっているあたりが田園地帯や市街地がよりベトナムに近い映像となっていた。
主演男優のトミー・リー・ジョーンズはちょっとミスキャストのような気もしないではないが、やはり主演女優で映画初デビューのヘップ・ティー・リーの体当たりの演技がとてもよかったと思います。
今回はKITARO音楽がなんともベトナムの風土にマッチしていましたね。唯一ゴールデン・グローブ賞も獲得して良かったです。
内容的には、悲惨なベトナム戦争が兵士のみならず、そこに暮らしているベトナム人に、どれだけの悲劇を生んだかを教えてくれる内容でした。特に、ベトナム戦争後のアメリカ兵と現地女性との結婚は非常に多く、ベトナム人だけではなく、後衛基地であったフィリピンや沖縄も含む多くの女性は新天地であるアメリカで異文化がもたらす様々な不幸と戦わなくてはいけなかった。
この作品はベトナム戦争が生んだ文化の破壊とそれに代わってアメリカイズムを植え付ける移民の現実の姿を浮き彫りにしているところが強く表現されている。
人生の教科書
(2006-11-04)
内容については、別のヴァージョンで既に詳しく説明されているので省略します。この映画は、レンタルビデオ点の棚の片隅に1枚だけありました。当時(3年前)僕は仕事や人間関係でどん底のような気持ちでした。何故これを選んだのか分かりません。ただ、心の底から涙があふれ出て、10回は観たと思います。今、原作(邦訳)も、シナリオ本も、サントラも、そしてDVDも全て手元にあります。「何故私が?」と悩まれている方、辛い思いをしている方、かかえている方。もしかしたら、一つの道が見えるかもしれません。僕は戦争映画としてこれを観ませんでした。