続編?
(2007-05-07)
アメリカ映画の「シェーン」が下敷きの映画ですが、「家族」の登場人物がそのまま登場します。そして、最後に渡すハンカチが黄色いハンカチ。面白い作品ですね。
ハナ肇という役者
(2006-12-27)
北海道の短い夏の記録だ。北海道の自然は厳しく、地平線の雲はペンキで塗られた壁のようにベタっと重い。時間の移り変わりは、画面上の風景で感じるのと同時に、字幕がその都度教えてくれる。一番の見所は、なんといってもハナ肇の名芝居だろう。「奥さん!」といいながら、ずうずうしく、家に上がってきて倍賞千恵子にしつこくつきまとう。ただ、高倉健にはかなわないと知るや傲慢な態度は陰を潜め、兄貴と呼び恭順の意を表する。最後にすばらしいシーンがある。列車で網走に護送されていく犯罪者の高倉健。ハナ肇が倍賞千恵子を伴い途中から列車に乗り込み、白々しい芝居で彼女(倍賞千恵子)と引き合わせる場面である。自分で芝居しておきながら一人咽び泣くハナ肇。別れ際、倍賞千恵子は高倉健にハンカチを手渡し、彼はハンカチを強く握り締める。今年、野球少年の活躍により久々に注目された「ハンカチ」。その昔「ハンカチ」は恋愛映画において、さりげない意思表示のサインだった。武田鉄矢の別れ際の一言、吉岡秀隆が登校する時の「死んだ」の一言。忘れられない言葉もたくさんあるのだが、すべてはラストのハナ肇の演技を前にすると霞んでしまう。ちなみに、壮大な音楽と風景が見事にシンクロしたこのラストで感動しなかったならば、この映画に価値を見出すことは難しい。ボーナスに収録されている予告編、この映画は家族向けの正月映画だった。久しぶりに家族で正月映画を見たくなった。余談だが、私自身ここ数年「今年は両親と過ごす最後の正月か〜(来年こそは結婚して家を出て行くかもなあ〜)」などと考えながら正月を過ごすのだが、既に30代も半ば、いまだ春は遠い...。だんだん笑えなくなってきた。
男らしさとは
(2006-11-04)
最近、おしゃべりの男性が増えた。私は子供の頃、父親からよく男はあまりべらべらしゃべるものではないと言われたものだ。
高倉健はいい意味で昔の男だ。スクリーンの健さんはいつも寡黙でストイックで男らしい。
この映画の中でも、健さんは相変わらず寡黙である。
言いたいことはすべて背中で語っているようだ。
男らしさとは何か?この映画を見れば、わかるはずだ。