ドン底鬱コメディ
(2007-04-09)
ベースとなる「アメリカン・アイドル」を知らなくても、日本には「浅ヤン」というのがありましたし、政治ネタも、まあ普通に新聞を読む人であればついていけるので、敷居は高くありません。さて、あらすじをみるとハイテンションなドタバタ・コメディを想像するかもしれませんが、さにあらず。主要キャラがことごとく、自らを、世間を、あるいは世界を、愚劣なものと傍観しているという、すさまじく鬱な設定。だからこそ、折々に出てくるパンチライン(決め台詞)が、あらゆる種類の「真実」を象徴し、やおらグサッと心につきささります。特にラスト近くでの大統領の危険きわまりないアイロニーが最高。見終わってみると、テロリスト(?)の青年だけが全ての登場人物のなかで唯一まともな人間という救いのなさ。シリアスな大衆批判・政治批判映画より、これで笑い飛ばしましょう。ゲラゲラではなくクスクス、ですけど。
女性のしたたかさ
(2007-02-20)
ヒュー・グラントのファンなので見てみましたが、導入部は惹き付けられるものがあり、見入ってしまいました。
大統領の描き方が滑稽で笑えたのとエージェントと番組サイドによってアイドルの設定が作られる場面などは面白かった。
しかしながらアメリカ視点で作られているせいかテロリストを中東の人間に設定し、やや小馬鹿に描いている点、最後のバッドエンドがヒュー・グラントファンしては残念に思いました。
いつの時代も女性のしたたかさを感じられる作品でした。
大統領が最高です
(2006-10-04)
機内で見ました。娘が北米にホームステイしたとき、ホストファミリィから、
実在のTVショウを大人気番組だといわれ、一緒に見たそうです。
それを元に映画化された、ブラックコメディ(?)です。
アメリカってこんななんだと一度は笑い、同時にアメリカってこんななんだと
背筋が少々寒くなります。タイトルを聞いて関心がわく米国と、違うという
ことで劇場未公開なのかもしれませんが、もったいない映画です。