親しみやすさと低俗
(2008-09-30)
サマセット・モームや夏目漱石には絶賛されながら、シャーロット・ブロンテやマーク・トウェインなどにはけちょんけちょんにけなされたジェーン・オースティン。彼女が書いた物語は、大した事件も起こらないのにもかかわらず、優れた写実性ゆえになぜか頁をめくる手がとまらない魅力を秘めているという。(自分自身一度も読んだことはないのですが)親しみやすさと低俗の境界に位置する作品は、その読書会が映画タイトルに使われるほど現代女性の中にもまだまだ根強いファンがいるようだ。
そのジェーン・オースティンの代表作を映画化した本作品の見所は、なんといってもキーラ・ナイトレーにつきるだろう。財産のない名家の次女エリザベスを演じたキーラの美しさは、おそらく本作品で絶頂をむかえている。観光客に人気の湖水地方とは一味違うロケ地に選ばれたダービシャー等の素晴らしい自然風景も捨てがたいが、その美しさに負けずとも劣らない女優の輝きが、いまいちパッとしない脚本を大幅にカバーしているのは間違いない。
田舎にやってきた資産家の男ダーシー(マシュー・マクファディン)や軍人たちをみて色めきたつベネット家の姉妹たち。はじめは男の傲慢さを嫌っていたが、ダーシーの誠実さが明らかになるにつれ次第に惹かれていくエリザベス。ベネット家の母親(ブレンダ・ブッシン)と姉妹たちにとっての最大の目標は結婚。魅力的な候補者が現れるたびに猛烈なアプローチをしかける彼女たちのふるまいは(マーク・トウェインにいわせれば)動物的ではあるけれど、一方では屈託のない明るさに好感がもてる。
いい男を見てキャーキャー騒ぐベネット家の娘たちが、ヨンさまを韓国まで追っかけする平成のおばさんたちにかぶって見えなくもないが、古今東西誰が何を言おうと結婚は女性にとって人生最大のイベントなのだ。この映画を見て、思わずDVDのカバーを携帯待受画面に設定してしまった男たち(オレか?)と大して違わないような気もするのだが。
本当にキレイな映像
(2008-07-03)
とっても素敵な作品に仕上がってると思います。曲も素敵でCDもピアノ楽譜も買いました。
原作よりもずっと素敵に仕上げてあって、映画として秀作だと思います。
原作に忠実か、という点では?ですが、映画だから良いのでは。
ダーシー役のマシュー・マクファディンのファンになってしまいました。
キーラ・ナイトレイも美しくて。。。
監督の撮影方法にも共感できました。
美しい!大好き!
(2008-06-18)
この映画大好きなんです。BBCのも見ましたが、私はこっちの方が断然好きです。
なんといってもキャスティングがいい、エリザベスとダーシー、この二人が本当に素敵です。
映像もほんとに綺麗。
エリザベスのドレスなんかは、飾りのないつつましいものですが、そこがまた
心の高潔さを表しているように見えるんですよね、キーラだと。
監督ははじめキーラはエリザベスには美人過ぎると思ったらしいですが、凄いはまり役
だと思います。
いさぎよさ、きりっとしたりりしさ、清潔さ、賢さというのがよく表現されていて、
ダーシーがエリザベスのどこに惹かれたのかがわかります。
自分の頭で物を考え、自分の意見をはっきりと言う、当時の女性としては、
かなり大胆で勇気のある人という設定なんだろうし、
そんな女性を好きになるダーシーも、本当はとても大胆な人ってことなんでしょうね。
本を読んだときより良いと思える映画はそうないですが、これは音楽やら、美しい風景やら、
キャスティングの良さやらで、映画の方がいいと思えるくらいです。
ダーシーが素晴らしい
(2008-06-02)
ダーシーの演技がとにかく素晴らしいです。とくに目ですべてを表現しています、無口な彼だからこそ、よりいっそ目の存在が引き立ちます。
そして馬車に乗るときにエリザベスにそっと手を差しのべるシーンはほんの数秒なのにダーシーの気持ちを表すのには十分なシーンでした。
つぐないでもマカヴォイが手で水面を触るシーンと目が素晴らしく、何気ないしぐさを引き立たせるのがうまい監督さんだと思いました。
ステキな映画でした
(2008-04-17)
噂に惑わされたり、立場を気にしたり、
いろいろあったけど素敵な結末でした。
ダーシーが求婚するシーンが好き。
父の許可を得る場面も良かったです。
少し残念だったのは、ダーシーが
あまりカッコ良くなかったこと!!
BBS版コリン・ファースの印象が
強かったので、ちょっとガッカリ・・。
女性は財産の相続ができないこと、
イギリスの階級社会も興味深かった。
「女は結婚」という当時の価値観に
古さを感じましたが面白かったです。