ドキュメンタリー的作品か。歴史を知るための教養的作品。
(2008-09-07)
マルコムXという時代の寵児となった、ある黒人の生涯を描きます。
黒人の解放を訴えた人物なのですが、荒れていた前半生、宗教家として、民族解放を訴えた後半生、そして暗殺される最後まで余すところなく、描きます。
そのため、やや展開が重いところもありますが、前半と後半がよく対比されています。
文献等を読むと、かなり、過激な論戦を張った、黒人至上主義の人物とされていますが、映画では、高潔な真っ直ぐすぎる人物として描かれています。
真実は分かりませんが、敬意を払われる一面のある人物だったのかなぁ...と思います。
最終的に、この人物は、腐敗した黒人解放運動グループに暗殺されます。解放グループも殆どは腐敗し、純粋な人間は、煙たがられる...空しさを感じました。
私たちの知らない黒人社会の歴史。
(2007-12-18)
タイトルだけでは何の話かさっぱりわからない人が多いのでは?
世代によるのかもしれないけど、私は全然知りませんでした。
ただ、スパイク・リーとデンゼルの映画が面白くないわけがないと思って観ました。
映画としてよく出来ていると思います。
他にもこの時代の黒人社会の映画はたくさんありますが、今目の前で起こっている事実のような臨場感と、
デンゼル=マルコムの存在感に圧倒されます。
エンドロールでマルコム本人の映像が流れますが、デンゼルがいかに役に入り込んでいるか、
きっと事細かく研究して演じたのだろうということに驚かされます。
実際の話なんですよね。
私たちは色々なことを知らないのだなぁと痛感します。
知らないではもう済まされない、知るべき映画だと思います。