こんなのは007じゃない
(2008-07-02)
007の新人時代を描いた映画。
内通者2人を殺し、「00」に昇格したばかりのジェームズ・ボンド。
まだ若く血気盛んなボンドは、組織の命令を無視して
向こう見ずな行動に出たりしてしまうわけです。
ところが、経験が浅いだけに、人を信用した挙句裏切られてしまったり。。。
ストーリーはいいとしましょう。問題は演出です。
何なんでしょうこのシリアスな雰囲気は?
確かにニュー・ボンド役のダニエル・クレイグはかっこいいです。
でも、あまりに隙がなさすぎて、人間味は感じられません。
また、カジノでのカードゲームのシーンを
あんなに長くやる必要はあったのでしょうか?
バカラというゲームのルールを知らないと、さっぱり理解できません。
敵に捕らわれて拷問されるシーンなんて、
見ていて本当に気持ち悪くなりました。
007の魅力って、そんなところにはないでしょうに。
僕は忘れません、イギリスの映画館で007を見たときのことを。
ものすごいアクロバットを見せ、人がバタバタと死んでいく
アクション・シーンにもかかわらず、映画館は爆笑の渦に包まれていたのでした。
ボンドがあり得ない状況から無事に帰還したシーンなんて、
スタンディング・オベーションです。
そう、007シリーズはイギリス人にとってコメディなのです。
皆、笑いを求めに来ているのです。
なのに、今回の製作者は何を考えているのやら。
マンネリを打破したいという思惑は感じられましたが、これはもはや別モノです。
すぐに元の路線に戻すことを要求します!
原点回帰
(2008-05-18)
個人的には、007はショーン・コネリーしか楽しめないのでありますが、これは良かった。
何がって、ショーン・コネリー時代は、ウィットの効いた、大人のスパイ映画だったのが、その後はアイテム中心の、悪く言えばマンガ的ドタバタ映画になっていったから。
その点今回は、”大人のウィット”とは言わないが、最近のスピード感のいいところを取り入れ、マンガ的要素を排除した、シリアスなスパイ映画にまとめたところが良かった。
これはボンド映画か?
(2008-04-20)
観ていて楽しいか?→×
観ていてワクワクするか?→×
明るいか→×
ユーモアはあるか→×
もしなれるのなら、このボンドになってみたいか→×
音楽は印象に残るか→×
暴力シーンを直視できるか→×(目を背けざるを得ない)
残念ですが、以上のような観点からすると、これまでのシリーズ中では最低ランクをつけざるを得ません。残念だなあ〜
DVD−BOX購入を考えていたのですが、ダイアナザーデイまでの20作でいいや、と思いました。
荒々しいボンド
(2008-04-05)
06年の映画で一番気に入った映画です。
ダニエル・クレイグのボンド第1作ですが、その前のピアース・ブロスナンとイメージが大分違うため、観る前はどうかと思いましたが。。。
ふたを開けてみれば、これまでに観られなかった荒々しいボンドを見事に演じており、よい意味で期待を裏切ってくれました。
これまでの007に多かった、ありえないアクションシーンやメカ(消える車とか。。。)もほとんど無く、その点もいいですね。
凄いですね・・・
(2008-03-30)
私もこのDVDを見てダニエル・クレイグにはまりました。今まで彼が脇役で出演してきた映画をいくつか見てるのですが、全然クレイグさんのことは印象に残ってません。クレイグさんにとってこれが初めての大きな主役だったのではないのでしょうか?この映画ではクレイグさんの魅力をふんだんに生かしてましたが、他の映画でのクレイグさんの印象の薄さが気になります。凄く演技力のある俳優さんで、ある意味本当の「ジェームス・ボンド」さを出してたと思いますが、「カジノ・ロワイヤル」があまりにも良い出来だったので次の007シリーズからいかにクレイグさんのジェームス・ボンドとしての魅力をもっと発揮できるのか、それとも「カジノ・ロワイヤル」には及ばずファンをがっかりさせてしまうかにかかってくるんじゃないかと思います。その意味ではクレイグさんもきっとプレッシャーを感じているのではないかと思いますが。クレイグさんが契約が切れるまでこのままとても魅力的なジェームス・ボンドを演じ続けられることを願ってます。