男たちの祭りへようこそ
(2008-08-03)
どちらかというと大味な作品の多いアンドリュー・V・マクラグレン監督の奇跡のような傑作。
大金持に雇われた傭兵が仲間を集めて、訓練して、任務を果たして、作戦そのものは成功し人質奪還までは死者もでなかったが、脱出するときに雇い主からの裏切りにあって、次々と命を落としていく展開は、この種の映画のお約束ですが、後半の戦闘シーンの迫力と名優たちの競演もあって最後まで楽しめます。
「荒鷲の要塞」などでもおなじみの有能な指揮官に扮する大御所リチャード・バートンと、007で当時人気絶頂のロジャー・ムーアがこの映画の2枚看板なのでしょうが、印象的なのはまったく政治に無関心だったのが黒人指導者リンバニとの会話で徐々に心を通わせていくハーディ・クリューガーと、子供想いの有能な副官リチャード・ハリスの2人でした。2人とも任務の最後で命を落としてしまうのでですが、特に飛行機に乗り遅れてしまうリチャード・ハリスの最後は感動ものです。脇役の衛生兵や訓練の教官などのキャラクターもうまく描かれていたと思います。リンバニが語るアフリカの悲惨な現状と将来も印象的で、さすがは「十二人の怒れる男」を書いたレジナルド・ローズ。ただの単純なアクション映画にはならなかった。
原作との対比
(2007-02-12)
ダニエル=カーニーの原作(日本語版:サンケイ出版刊)を整理し、登場人物やエピソードが省略・創作されているものの、原作の雰囲気はよく伝わっていたと思います。DVDの日本語字幕でのフォークナーに対するレイファーの態度は、「それが彼の癖だった。誰に対しても敬称をつけないのだ」という原作の件を彷彿させるもので、私はそう違和感を抱きませんでした。むしろフォークナーとレイファーの「親友」関係をよく描いているものとして、吹き替え版よりもスムーズに鑑賞できました。米英軍では上級者に対して「Sir」の敬称を会話で付すことにより敬語体になるようですが、この映画の中でレイファーはフォークナーに対し「Sir」とは呼びかけていないようですし、字幕の訳はこれでよかったような気がしますね。
直訳じゃぁねぇ…
(2007-01-09)
個人的には多くの方が仰る程、吹替えは必要と思いません(TV放映時の吹替え版は録画し何回も見て「エミール!」のくだりは充分承知していますが…)。
しかし、この作品に関する限り字幕が酷すぎる!セリフを直訳しているからフォークナー(大佐)とレイファー(大尉)の会話に敬語が使われなっかり、ピーターがリンバーニに心を開いていく過程での蔑称の変化に隔靴掻痒の感があり他にも?となるシーンが散見されます。
軍事知識の豊富な方の校正くらい受けてから字幕を決定しても良かったんじゃないの?
せっかく再販されたのに残念です。
瑣末なことですが、パッケージのあらすじもフォークナーを大尉としたり迎えの飛行機をDC-3(迎えはC-130 DC-3は脱出に使ったもの。もっとも劇中ではイギリス名称でダコタと言ってますがこれは正解)と書いたり…名作が泣きます!と言うことで星4つです。
わたしもです!!
(2006-12-16)
わたしも、みずのさんとF.Mさんと全くの同意見です!!
この映画に関してだけは、吹き替えが入っていないなんて、ありえません。
この映画で一番のクライマックスは、「大佐!わたしを撃って下さい!!」
「いや!それは出来ない!!」の場面なのです。
英語ではその感動が全く伝わりません!!!
日本語の吹き替えの感動をもう一度味わいたくて、わざわざ買ったのに
買った後で吹き替えが無い事に気が付き、愕然としました。
メーカー様!!どうか吹き替え版を再発売して下さい。
ベタな展開だがまた見たくなったのは
(2006-11-17)
人種差別を公言してはばからない南アフリカ人の白人傭兵と救出される大統領との
やりとりがまた見たかったから。字幕とテレビ放映時の台詞翻訳は表現こそ違った
ようだが「改めて」胸に染みた。最初は軽薄な黒人傭兵も段々と顔つきが変わって
くる(こいつがひょっとして大統領の志を継ぐのかもなどと勝手な想像)。人物の
変化も見どころかと思う。大統領の志は今日少しでも生きたものになっているだろ
うか?アフリカの平和と繁栄を祈りたい。アクションものだがそういう気にさせら
れる映画。
爆笑物のお馬鹿なオーディオコメンタリーは必見(必聴?)の価値あり。