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愛と死をみつめて [DVD] お気に入りに追加

出版社・発売元:

ビクターエンタテインメント

媒体: DVD
ランキング: 16765
発売日: 2006-08-25
レビュー (Amazon.co.jp)
   2006年3月、テレビ朝日系で放映されたスペシャルドラマのDVD。主演はSMAP・草ナギ剛と広末涼子。原作は、1963年に出版されベストセラーとなった同名の往復書簡集(大島みち子・河崎実著)で、ふたりが交わした400通にも及ぶ手紙に込められた切なく純粋な愛の物語を、犬童一心監督が繊細に描き出している。透明感あふれる広末の“ミコ”と、誠実で温かな草ナギの“マコ”は、作品の世界にこの上なくふさわしく、ただひたすらに愛し合うことの喜びや悲しみを痛切に訴えかけてくる。骨肉種という不治の病に冒されたミコ(広末涼子)は、病院で出合ったマコ(草ナギ剛)と文通を始める。だが、無垢な愛を育むふたりを、過酷な運命が引き裂いてゆく…。(みきーる)

カスタマーレビュー

勇敢な敗者  (2008-09-01)
物語の良さと広末涼子の好演のため、ドラマとしての欠点が必要以上に目立っている、ある意味で大変不思議な作品。
1,良い点
1-1:
恋の物語であるが、土台になっているのは生を肯定する主人公二人の態度。死に対して決して勝てないのは分かっていても、途中弱音を吐くこともあるが、基本的に最後まで諦めない。
1-2:
広末涼子の好演。魅力的なミコさんを演じてる場面より、嫌味を言ったり手術を後悔する弱さを見せる場面に感心した。
2:悪い点
2-1:
オープンセットを全く「汚し」てない。生活感が皆無。暖簾が新品なのが致命的。なぜこんな単純極まりない失敗を犬童監督は犯したのか?
2-2:
草なぎ剛の演技が拙い。
2-3:
東京と大阪間の隔絶感が弱過ぎる。
2-4:
軟骨肉腫の苦痛と恐怖の描写が弱い。吉永版の様に「写実的」に描写する必要は全くないが暗示するものが必要。ミコさんの人柄の良さを引き立てるためにも必要な演出。
2-5:
吉永版も同じだが、やはりミコさんが主役のためマコさんの描写が弱い。400通近く手紙を交わした情熱と最後まで何とかしようとした剛毅さを暗示するものが欲しい。
3:まとめ
3-1:
『愛と死をみつめて』は実話を元にしているから、実際に人が一人夭折し、泣き崩れた母親が一人いる。この事を考えるとドラマとしては、無条件には楽しみにくい。
3-2:
難病と死を映像化するのは難しい。病気自体と治療の苦しさを描かねば病気の恐怖を表せず、直接的や写実的では趣味が悪過ぎる。
この点で、死を巧みに暗示したTV版『セカチュウ』は成功している。
3-3:
「勇敢な敗者」のミコさんが教えてくれる物は色々あるが、少なくとも「普通に」暮せる事がいかに幸せか実感出来れば十分だろう。
やはり一回は観るべきドラマ。

「その後」を、一方だけだが、寸描する  (2008-06-30)
 テレビ放映から2年以上が過ぎた。実売価格も大分こなれてきた。第一夜のエンディングでは、青山和子の歌を生かしたDREAMS COME TRUEの音楽と1963年当時を甦らせるモノクロ写真が流れる。本作品の秀逸なシーンである。東京オリンピック前年の日本の産業や暮らし。夏の日差しが阪大病院を、中野の信濃寮を照らしていたであろう。番組が第二夜へつづくエンディングであれば、そこに円谷幸吉選手の後ろを振り向かないランニング姿が加わっていたのなら、満点ではなかったか。

 放映されたようにアレンジすることを、このような制作担当者で、このような出演者でのテレビドラマ化の企画に対して、原作者およびご遺族の方々の了解があったのであろうなら、別に、オリジナリティに関してどうということもない。ドキュメンタリーではない、と断っているのだから。

 映画やTBSの同タイトル作品と比較することと、見た人が良い悪いということを論ずることとは異なる。比較とは、共通点や相違点を明らかにすることであり、優劣とは、副次的に出てくる判断で論評や評論である。放映時間が117分より239分の方が優れているというものでもない。造り酒屋のほうが、子供を長期入院させる資力のある者として相応しいという訳でもない。むしろ、医者にも診てもらえずわが子を亡くした親にとっては悲しい現実だ。

 大嶋みち子さんが、恋に恋している暇なんかないのよ、と言ったのかどうかは若さゆえ、感傷心理の葛藤ゆえということもある。監督のカットの判断は正しかったと思う。全体を、新しい作品として観ても良いし、出演者の巧拙を観察してもよい。すぐれた隠し芸大会でさえ、主演者のごとくまばたきの数がやたらと多いことはあるまい。あなたも、何か見いだしてみてください。

 全2回。239分。特典DVD72分に原作品の背景や紹介も含めてあり、没入できる。

長編ドラマの傑作!  (2007-04-17)
草なぎ剛の凛とした強さの演技と広末涼子の素晴らしい透明感のある演技のコラボレーション!
自分の運命を受け入れるまでの葛藤、エゴイズムがリアルに描かれています。犬童監督がこだわり抜いた映像が昭和のテイストを思いださせてくれる秀作☆

壮絶な愛の記録  (2006-08-31)
 このドラマの原作を書いた河野実さんの行動は、正しいと思う。人間は、忘却ということから逃れられることはできない。河野さんが二人で交わした手紙を本にしたのは、ミコという、素晴らしい女性が確かに存在したことを、ミコへの愛が薄れないうちに、心の中でミコが生き生きとしているうちに、多くの人に知ってもらいたかったからだと思う。
 このドラマでは、手紙からの情報だけでなく、ミコ、即ち大島みち子さんが残された日記からの情報もふんだんに盛り込まれており、そのため写実性が極めて強く、単なるフィクションなど及びもしない壮絶な愛が、これでもか!というほど繰り広げられている。
 ミコとマコの男女の愛、ミコと家族の家族愛、マコと友人の友人愛と、慢性的な愛欠乏症にある人間社会に対して、これほどの愛を示した映画やドラマを私は知らない。人間が求めても得がたい愛を、実話として、そして人間の生きかたの見本として示したのだから、43年前の実話といえど、色褪せることなど無いに決まっている。
 白黒映画で吉永小百合がミコ役をつとめた映画もあるが、4時間に亘って描ききったこの作品のほうが、より原作に近く、その迫力も桁違いだ。
 このドラマや原作本を非難する人もいるようだが、そういう人は、ただ単にミコとマコに嫉妬しているだけではないだろうか。もし私がマコの立場なら、絶対に同じことをしたと思う。ミコのような純粋で前向きで、あらゆる意味で理想と思える女性と奇跡的に出会い、愛したのなら、その存在を独占せず、広く後世に伝えたいと考えるのは、自然なことだ。人間の生きる力とは結局は愛なのだなと再認識させてくれる、ドラマの金字塔的存在であると思う。

DVD見ました  (2006-08-27)
当然のごとく、放送時にカットされた部分を先に見たわけですが、どれも良くて、あらためてもったいなあと思いました。

スペシャルドラマというのは、だいたい再放送されないことが多いみたいですね。そんな中で、こうしてDVDとして発売されるというのは素晴らしいことだとは思いますが、それだけで終わるのは、やはりもったいない。

何年か先にでも、深夜枠等で一挙放送みたいなのはできないものなのかなあ。

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