バップ
前映画の完結篇と言ってもいい (2006-08-24) 前の映画のリメイクというよりも完結篇と言った方がいいような内容で、よく出来た作品。主役の安さんを前回と同じ渡瀬恒彦が演じていることも、そして渡瀬が前回よりもずっと年齢をとってしまったことも、一層その思いを深くさせる。本編では、前回ミステリーのまま残されたことが明らかにされ、ハッピーエンドの感がより強い。群像劇の色彩が濃かった前作と違って、本編では主役の真弓と安さんに焦点がしぼられている。若かった真弓と安さんとの灼熱の愛と恋の輝きは消え去ったものの、50男と20歳ほども若い女房との落ち着いた愛がそこにはある。大塚寧々もそのようなわけありの女房をよく演じている。前作とまったく味わいは異なるが、佳作といってよい。前作映画と併せて、ぜひご覧いただきたいと思う。