色彩豊かでノスタルジックな現代の寓話
(2007-03-11)
人気作家の絵本を原作にして、香港、台北、上海の三大都市の地下鉄を舞台に、
天使のいたずらがきっかけで出会った二組のカップルの恋の行方をメルヘンチックに描いた好編。
一組目はトニー・レオン演じる怪しげな結婚相談所の経営者とミリアム・ヨン扮する盲目の女性のカップル。オレンジのお手玉やギターの中に落としたピック等々象徴的できめ細かいエピソードが効果的に機能し、ウェルメイドなラブストーリーに仕上がっており、二人を巡る周囲の人々もいずれも愛すべき造型で心温まる余韻を残す。
二組目は、張震演じる台北の広告代理店に勤める青年と、董潔扮する上海で統計を職にする少女の恋。 ドラマとしての完成度や魅力は格段に劣り、率直に言ってこちらのパートは不要にさえ感じた。
不可解な点が多いと前述したが、DVDの特典として収録されたメイキングを見てやっと事情を了解出来て補完された点が多々あり、また、メイキングには本編に無いシーンの撮影風景も少なからず見られたので後者のパートには編集に大きな手落ちがあったのだと感じた。
色々欠点を挙げたがノスタルジックな魅力に包まれた作品なので削られたシーンを戻した完全版があれば是非とも見てみたい。
幸せになれる作品
(2007-01-29)
チャン・チェン─彼だけを目的に観ましたが思いの外よい作品でした!盲目の女性がメインで登場しますが、それをテーマにしていないので重くなりすぎず、むしろポップで見やすかったです。大まかに二つのストーリーがあって、それを地下鉄と天使が繋いでいる感じ。ファンタジーなんだけど表向きあんまり突飛なサプライズがない(一応のところ日常生活を送っているという意味で)ので、ほどよく天使を信じさせてくれる。こんなふうに自分の知らないところで奇跡を起こしてくれているのかもって。ただの妄想でしょうか?でも誰も見てないんだから、天使の仕業かもしれないですよね?原作は絵本だそうです。まだ読んでいませんが、この映画を観て興味がわきました。作中の印象的な言葉は原作から抜粋されたんだろうか?あの言葉たちを自分の感性で発してみたい。「目を閉じると、一番大切なものが見える」とかね。
少しシリアスなミリアムが魅力的
(2006-11-21)
ジョー・マ監督の常連がたくさん出演のあったかい映画です。
香港版での鑑賞なので大筋しかわかっていませんが、いつものコメディエンヌぶりを抑えた感じのミリアムが魅力的です。お父さん役の林雪がとっても娘思いで素敵です。
「インファナル・アフェア」と同時期の映画であり、当たり前ですが、トニー・レオンは両者が同じ人とは...さすがです。
コメディ路線を少し押さえてあるので、誰にでも見やすい映画のように思います。
トニー最高!
(2006-10-28)
ラブ・ファンタジーです。ファンタジーなので、深くつっこまずに観ることをお勧めします。
なんてったって天使が出てきますから。
でも、どうしてトニーさんって、こういうコミカルな役がそつなく出来るのでしょうか。すばらしいです。
ちょっとさみしい時に、観ると元気がでますよ!
私を救ってくれた映画です
(2006-08-10)
大切な仲間を亡くして落ち込んでいたゴールデンウイーク、たまたま手に入れた本作品の香港版DVDにどっぷりはまりました。日本語字幕がないので繁体中文と英語字幕で何十回も見、絶対にクリスマスの香港に行くと決意。広東語教室へ通い、半ば無理やり有休を取って行った香港ではロケ地探しに明け暮れ…と、何に対しても気力を失っていた私を救ってくれた映画。音楽もとても素敵です。国内版が出ると知り、待ち遠しい気持ちでいっぱいです。出てくるのは心優しい善人ばかり、幸せな気分になれる映画です。