これみてセシリアに惚れない人はいない!
(2007-10-02)
セシリアが、意地っ張りで強情で、それでいて守ってあげたくなる、か弱い女性をスッピンで?好演。
『プロミス』でいまいちだった彼女ですが、この作品でその魅力を発見しました。
心温まる佳作
(2007-02-03)
張栢芝が本作で香港アカデミーの主演女優賞を獲得し、
また、香港特有のミニバスを素材にした点でも興味深いです。
張栢芝は受賞に違わぬ完成度の高い演技で、
愛する男性を失った若い女性の沈痛、
彼の遺児を引き取って育てようとする母性、
客観的には危なっかしい頑迷さにも映るひたむきさ、
信じていたものが崩れ去った瞬間の脆さ、
そして新たな恋に戸惑う女らしさを一つ一つ細やかに表現しています。
この作品の彼女は化粧気もなく服装も色気とは縁遠い雰囲気ですが、
「プロミス」の様な完全な美女扱いの扮装をした時より
ずっと魅力ある表情を見せます。
相手役の劉青雲も包容力ある演技で最後まで安心して見られました。
過去に遊興に溺れ妻子と離別して音信不通になった設定は
最初は彼の持つふくよかな雰囲気にはそぐわない印象も受けます。
しかし、彼の優しさが苦い傷を負った上での優しさであり、
その傷が迷いにも繋がる展開なので、
結果的にそこまで根本的な違和感にはなりません。
「寂しいだけじゃないのか。」
と彼が自分たちの関係に疑問を示す場面にも
キャラクターの持つ人格として自然に抱いた心情というより
観客が客観的に持つ疑問を先回りして代弁した様な作為を少し感じましたが
単純にハッピーエンドに向かっていくと思わせた展開に
一捻り加えていて良かったです。
また、この映画は全般的に会話の妙が生きており
主人公男女の会話もそうですが、
後半で継子とヒロインの父が出会い、
本来生さぬ仲である二人の間に
実の孫と祖父の様な親しみが生じていく場面のやり取りは
特に素晴らしく温かい気持ちにさせられます。
強いて不満を挙げるとすれば、
死んだ婚約者がヒロインの思い入れに反して
押しかけ女房的な彼女をあまり真剣に愛していた様には見えず、
また、子供の実母がひどく浮薄な女性に描かれているため
そうした女性を伴侶にしていた彼自身にも相対的に軽薄な印象が拭えない点が
少し残念です。
心が清らかにさせられる作品。
(2006-07-27)
最愛の人を失って懸命に生きようとするセシリア・チャン。慣れないバスの運転と最愛の人の連れ子を何とか育てようとするがなかなか厳しい現実の壁にぶち当たります。暗くなりそうなテーマですが手を差し伸べてくれるラウ・チンワンの優しい演技が心を和らげてくれます。
一見の価値あり
(2006-07-12)
香港映画のサイトをあさっていて、出演者とあらすじで長い間観てみたかった作品です。いきつけの香港ものを扱っているショップの人にDVDを捜索してもらっていたところで、まさかDVDの入手より劇場観賞が先になるとは。
私は地方に住んでいますが、この作品を観るためだけに飛行機で上京しました。飛行機代は高かったけど、無駄ではなかった!!
『つきせぬ想い』も良かったけど、今回のラウチンさんも、やっぱりいいですね。大地くんにはすっかりやられちゃいました。セシリア、ルイスもいいです。
この映画を観る少し前に、初めて香港に行ったのですが、この映画を観るにあたり、少しでもミニバスの知識があると、より映画の設定を理解できると思います。
受けの演技の素晴らしさ
(2006-06-05)
香港電影金像奨で主演女優賞を獲ったセシリア・チャンの演技ももちろん最高に素晴らしいですが、そんな彼女の良さが出ているのも、ラウ・チンワンの受けの演技の素晴らしさのおかげ。受けの演技をさせたら天下一品。