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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離 お気に入りに追加

出版社・発売元:

ワーナー・ホーム・ビデオ

媒体: DVD
ランキング: 43156
発売日: 2006-07-14
レビュー (Amazon.co.jp)
   恋というものは理屈ではなく、化学反応のように進行していくもの。本作を観れば、そう確信するはずだ。列車の中で偶然に出会った男と女が、ウィーンの街を歩きながら、たがいへのときめきを高めていく一夜の物語。ドキュメンタリーのような自然な会話とカメラワークで、スリリングな愛の駆け引きが描かれる。監督は、本作でベルリン国際映画祭監督賞を受賞した後、『ウェイキング・ライフ』『スクール・オブ・ロック』など次々と新境地を開拓するリチャード・リンクレイター。
   主演のイーサン・ホークとジュリー・デルピーが、出会いのぎこちなさから、意気投合する瞬間、徐々に募る恋心、相手にいらだつ過程まで、さり気ない視線や動きで鮮やかに演じている。やや哲学的で頭でっかちなセリフが多いのが気になるが、そのなかに思わずグッとくる言葉が含まれているのも事実。占い師やホームレスの詩人といった脇役の存在感や、バッハの「ゴールドベルグ協奏曲」など音楽の使われ方、主人公ふたりのその後を考えさせるラストも秀逸だ。物語を語る一般的な恋愛映画とは完全に一線を画しつつ、映画のペースに乗ってしまえば、限りなくハマる一作。本当の恋を見つけたようなときめき感さえ、本作は持ち得ている。(斉藤博昭)

カスタマーレビュー

単なるナンパに終わらない物語  (2008-01-08)
映画としては、台詞が多すぎるとか、動きがなさ過ぎるとか、評価点が色々あろうとは思いますが、「例えばこんな話・・・」という風に考えると、私はこの話、好きです。

確かに映画じゃなくて、小説の方が伝わりやすいかなと観てる最中は感じました。というのは、会話だけ(字幕なので読むだけ)の映画に近いからです。

最初は、イーサンホークのナンパ成功術 的な映画かとも思えましたが(ま、実際そうなのですが(笑))、わずか半日足らずの恋という設定が、恋人までの距離としてうまく表現されていたと思います。相手役のジュリー・デルピーも魅力的で良かったですよ。

結局、彼らは一夜一緒に過ごしただけでそれぞれの家路へと向かうわけですが、見送りの駅で、「この場所に半年後に再会すること」を約束して終わりとなります。

「果たして再会できたのだろうか?」

そんな余韻に浸ってエンドクレジット。

なにげない会話を楽しむ映画  (2007-03-18)
これほど見ていて会話が楽しいと思わせる映画をほかに知りません。
風景、音楽、表情、心の動きももちろんすばらしいですが
なんといってもなにげない会話を楽しむ映画だと思います。

大好きです  (2006-11-02)
旅先で出会った若者二人がひたすら会話し夜通し街を歩いて、翌朝別れるという
シンプルな筋なのですが、とっても好きです。

オールロケの風景や街並み、空気、人々のたたずまいなど全てが素敵。
ヨーロッパの街や人ってどうしてあんなに成熟した「大人」
のムードにあふれているんでしょう。

主演の二人の初々しい感じもとてもいいです。
レコードショップで何気なく手にとったレコードを、肩が触れ合うくらいのスペースの
視聴室で二人並んで、意味ありげな歌詞の歌を聴きながら互いの視線を感じながらも
目をあわさずにそらす、あのやり取りが凄くリアルで印象に残っています。

たった一晩の出来事なのに、二人がそれぞれ自分の価値観や考え、ポリシーなど様々
語り合うため非常に濃縮された時間が流れてます。
私があの年齢のとき、あんなに自分のことを相手に語れるほど「自分」というものを
持っていたかしら・・・

イーサン・ホークがキュート、ジュリー・デルピーも美しく、ああ若いって素敵だなあと
ちょっぴり甘く切ない想いがよみがえってくるようです。
とても爽やかで、私にとって、とっておきの一つです。

正しく「西欧の青春映画」  (2006-09-08)
邦題がヒドイ。しかし舞台がウィーンというのでついに手にしてしまった。個人的なコトで恐縮だが、ウィーンには二年住んでいた。私が住んでいた頃は、まだそこはかとなく東欧の匂いのする美しい美しい街だった。
偶然出会った若い男女がウィーンをそぞろ歩きながら、喋る喋る喋る喋る…この「自分語り」への熱意、「『意味』への情熱」の狂おしさ、これこそ正しく「青春」だろう、と微笑んでしまう。
まぁ、誰もがある時期に夢見るのではなかろうか?イーサン・ホークのように、ジュリー・デルピーのように、そこそこ「いい男」か「いい女」で、若くて、頭が良くて、語学堪能で何でも英語で語れて(別にナニ語でもいいが)、自分について、人生について、世界について、そこで見出した「意味」について、語り尽くしたいと。そこが異国の街で、相手が異国の誰かならますます素敵だと。
二人の饒舌さがなんともなんとも「西欧的」だと感じた。ジュリー・デルピー演じるフランス娘の異様なまでの「英語堪能」が西欧的なのではない。彼女の英語堪能を生み出す「饒舌への意欲」が西欧的なのだ。
「言葉」を通してお互いを発見し、ロマンスが生まれる。男女二人が日本人ならこういう物語は成立しない。良くも悪くも。
常々思っていたのだが、日本人の英語学習上の障害は、表面的には文法であり語彙であり慣用句ではあるのだが、根源にあるのは「意味を求める饒舌」の欠如である。語る意欲・情熱がないとろこにテクニックを移植しても何も起こらないということだ。
という訳で、西欧人でしか成立しない恋愛映画、と私は見た。興味深いことデス。

ヨーロッパを舞台に描かれるある1夜だけの恋!!  (2006-08-24)

イーサンホークの素晴らしい演技とはかなくも切ない、2人だけの1夜がヨーロッパを舞台に描かれている。

ストーリーもさることながら、青春時代に感じる切なさが全編に満ちている。ヨーロッパの町並みと乾いた風が映像から感じられる不思議な映画。

限られた時間で急速に人生を生きる2人の結末は・・・。
見た後に清涼感の残る作品です。恋している人、恋をしたい人、恋に疲れた人は必見の名作!!

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