中世ヨーロッパを舞台とした歴史ミステリー。
(2007-01-01)
原作のイメージを忠実に再現した美しさは圧巻です。
複雑な宗教問題を背景にした人間ドラマも素晴らしい。
ただDVD版では最後の一文である
『薔薇は神が名づけた名なり 汝の薔薇は名もなき薔薇』
…がカットされていることがとても残念。。。
分厚い本、
しかも宗教についての知識がそれなりに必要な本が読める人は
是非原作とセットでたのしんでください。
え!DVD!?
(2006-09-01)
DVDになるんですね!うれしいです!
さて。
これはとても雰囲気のある作品です。
大きな石造りの修道院や図書館は本当に美しい。
でも、謎や事件が起こり、場面は怪しさたっぷり。
建物や俳優も良いですが、
ストーリーもわかりやすくて引き込まれます。
現実世界からちょっと離れるにはぴったり。
見た後にあぁ、今日もよい映画を観たなと思える作品です。
じっくりみてみた
(2006-08-13)
以前、TVで放映されたときに見たのが1回目。
もちろん細部まで、難解な物語の背景やセリフはわからなかったが、
映像の美しさや、個々のキャラクターはわかりやすく、とても面白かったと記憶していた。
特に映像は、ひとつひとつが美術館で見る中世の絵画が、動き出したかのように見えるほど。
その後、レンタルビデオで鑑賞、
図書館で上巻を最初のほうだけ読み、
(文庫になったら必ず買うのに・・・。未だなし。お願いします。)
そして最近、知人にDVDを借りて鑑賞したが、
DVDで観ると映像がいいためか、細部まで見ることが出来るし、
最初に見たときよりも大人になったためか、ミステリーである物語もより理解することができた。
修道院に集う僧たちの、宗派による衣装の違いなどもよくわかり面白い。
キリスト教や聖書の知識が深くなれば深くなるほど、面白くなる作品だ。
しかし難解ではあるが、特別な知識はなくても、
特に役者は素晴しい人たちばかりなので、そこから物語を楽しむことが出来る。
物語のなかでは探偵といった役どころの暖かく・お茶目な?ショーン・コネリーや
その助手的役割の、若くてかわいいクリスチャン・スレイター、
悪役的であるF.マーリー・エイブラハムなど、とても役に合っていて、
そして物語に華を添えていて、ワクワクさせてくれる。
そして、・・・ちょっと切ないロマンティックなラスト。
『薔薇の名前』というのは、どういう意味なのか?
何を示すのか?何の比喩なのか?
では、それは自分にとっては何なのか?
自分で答えを見出すのも、また面白いと思う。
圧倒的な時代考証と怪奇的なムードに覆われた知的“探偵”映画の傑作。
(2006-07-24)
全読書人必読と言われた記号論者ウンベルト・エーゴによる原作は、中世イタリアを舞台に豪華絢爛なぺダントリーに、濃厚なムードと知的探究心をそそられる極めて論理的で神秘的なミステリーで、宗教に何の興味も抱かない私でさえも、上下2巻、退屈せず読み終える事が出来た奇跡の傑作だった。異例のベストセラーとなり話題をさらった原作より、数年前に公開された今作も、良い意味で、難解で学術的な原作を映画的により娯楽色を強めた一級のミステリー映画だ。くれぐれも、原作と比較してはいけない。バスカヴィルという名前からして、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ&ワトソン博士を想起させるショーン・コネリー&クリスチャン・スレーターの師弟コンビによる暗黒時代の権威の権化たる修道院での猟奇的な連続殺人は、そのおどろおどろさとケレン味から横溝正史的世界(モチロン、動機、プロット、背景と、全ての面でこちらの方が高尚であるが)を窺わせる。人々に畏敬の念を与える修道院の造型や小道具の細部まで徹底した時代考証に基づき再現された美術、衣装の素晴らしさは映画史に残るものだ。そして、その厳格な規律と畏怖からか、修道僧のホラー映画顔負けの不気味さは、まるで、この時代の宗教改革を巡る“グロテスクさ”を象徴しているかの様に思えてしまう。
見所のひとつは
(2006-06-26)
少年クリスチャン・スレーター。
と言いたい位、若き(幼いと言ってもいい位)彼が素晴らしいです。
勿論素晴らしいのは彼だけじゃありませんが。。
アノー監督が撮る中世のなまめかしいこと!
原作を読んでも読んでいなくても、必見です。