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ラスト サムライ お気に入りに追加
エドワード・ズウィック
マーシャル・ハースコビッツ
ジョン・ローガン
出版社・発売元:

ワーナー・ホーム・ビデオ

媒体: DVD
ランキング: 56290
発売日: 2006-07-14
レビュー (Amazon.co.jp)
   演じるオールグレン大尉と同様に、トム・クルーズ自身が日本の武士道に心酔していく姿が伝わってくるアクションロマン超大作。ハリウッドが撮った日本の歴史という点でも、画期的な一作である。明治維新直後の日本で、軍を近代化したい政府の要請を受け、南北戦争の英雄オールグレンが招かれる。ごう慢な態度で軍を教育する彼だったが、反政府の侍たちとの戦いに敗れ、囚われの身となった山里で武士道精神にめざめていく。
   姫路や京都でもロケが行われたが、ニュージーランドやハリウッドのセットで再現された明治の日本が壮観。衣装や小道具は、時代劇を見慣れたファンにも違和感はなく、むしろその細密さに驚かされる。大平原での騎馬アクションは色遣いも鮮やかで、黒澤明の『乱』を彷彿。トム・クルーズと小雪のロマンスには、あえて深く切り込まなかったことで作品全体のトーンも保たれた。侍たちを統率し、政府に反旗を翻す勝元役の渡辺謙は、トム以上の存在感。クライマックスでの彼の壮絶な演技には、身震いしてしまうほど!(斉藤博昭)

カスタマーレビュー

失われゆく「日本の心」を見事に描く  (2007-12-02)

西洋近代化に飲み込まれる日本の魂「侍」の最期を描いた作品

南北戦争で先住民と戦った記憶によるトム・クルーズの苦悩、葛藤が彼の内面を良く描いている

にわか騎兵隊で初めて侍と闘った時の侍の描き方が秀逸
威勢良い掛け声の後、静かに霧の中から現れる侍の姿は威風堂々迫力満点

そして忍者も決死の暗殺者と言う姿を描き秀逸である

消えゆく日本の最期の魂「侍」の死に様、生き様に感動

西洋人であるトム・クルーズが日本人以上に徐々に侍の魂を理解し尊重していく姿も感動

渡辺謙,、真田広之の太刀さばきも時代劇とはまた少し異なる迫力ある殺陣で見事である

静かに耐え忍び、奥ゆかしく献身的に介抱をする小雪は、時代の日本女性の姿を見事に演じている

多くを語らぬその内心に秘めたる熱き想い
寡黙に自ら為すべきを為す
その日本人の姿は、今は失われてしまった部分も多いと感じる

四季移ろいゆく日本の景色の映像も非情に美しく見事

日本米の消費低迷、日本酒の低迷、和心の崩壊、消えゆく日本文化
西洋近代化時代同様、自らの国民性、文化をないがしろにし、外国文化にばかり目が行きがちな現代日本人にとって、
もう一度自分の国の歴史文化、素晴らしさを見直すのにも良い映画であると思う。


謙さんカッコイイ!!  (2006-10-10)
 謙さんはトム・クルーズの存在感に全く引けを取ってませんね。彼の威風堂々とした雰囲気は最近の日本人には無いものです。大変貴重です。外国人と並んでも全く遜色が無い。
 さて、作品自体ですが、やはり外国人が日本の伝統・文化を描くのは未だ難しいようですね。外国人が日本文化を描くとやはりヘン。切腹に対する見方とか。敬意を払う理由とか。この作品も観る前は結構期待したが、所々に「ん!?」という気に掛かる部分が目に留まった。最後、主人公達の武士達がやられる時、官軍の連中が皆がお辞儀したり跪くシーンとか。最初のほうで官軍の指揮官が責任を取って?腹を切るシーンとか。「それはチョット無いだろう。」と思った(「武士は鉄砲は使わない」という点や,武士達が住んでいる山に殆ど木が生えてない…といった点)。色々なところで、日本文化・風習に対する捉え方が未だ不十分だと思った。日本人の心の持ち様、感受性というのはマダマダ理解してもらっていないようだ。日本を取上げてくれたのは嬉しいが・・・

ラストサムライはどこに?  (2006-09-21)
結局のところ、外国人が作った侍映画かなと。渡辺謙や真田広之などはかなりがんばったんだろうなと思う。いままで描かれてきた日本に比べれば断然リアリティーはある。日本人役者陣もとても素晴らしく、強い存在感を残している。トム・クルーズは個人的にはあまり好きではないが、なかなか好演しており、この作品への思い入れもうかがえる(さけ〜と叫ぶシーンは笑ったけど)。とどのつまり脚本と演出かなと。殺陣が圧倒的にまずい。スピーディだったり、規模がでかかったり・・日本のそれがもつ奥行きだったり、迫力がない。ストーリー的にもなぜお前だけ生き残る!ともに命を散らしてこそ侍ではないか!だからお前は侍ではなく“サムライ”なのかと。この辺がハリウッド映画だなぁと。ま、事実ハリウッド映画だけど・・・。本物みたいなら日本製の侍映画を観た方が良いのではないかと。

うーむ・・・  (2006-07-31)
映画そのものは満足してます。不満があるとすればトムの吹替が殆どの作品を担当されてた鈴置洋孝氏(先日死去。合掌)から変わった点。後任の森川氏には悪いけど何か違和感あるんだよな〜。やっぱり日本語版トムの声は鈴置氏じゃないと・・・

傑作  (2006-07-24)
最近、久々のハリウッド製映画の傑作。この映画の主題は日本の歴史における外国との政治・経済・文化の捩れ(ねじれ)、日本内部の神の捩れ、侵入してきた外国勢力側のねじれ・・・とあらゆる”ねじれ”がテーマになっている。実際の江戸から明治に至る日本の歴史はこの映画のストーリーよりもう一回分だけねじれが多い気もするが、そこまでやるとストーリーが複雑になりすぎて映画向きでないのでしかたないだろう。こういう賞賛すべきシナリオはこの映画以後、ハリウッドには期待できなくなりつつあるようだ。日本歴史(サムライでも神道でも浮世絵でもよいが)における”ねじれ”や”もどき、力学でいうストレス応力(ねじれ)や光学の鏡像(もどき)を主題にしている。”形”が日本と世界の歴史を決定するという考えがこの映画にはある。最近の日本の若者向け日本軍人ストーリーのような映画における救いようのない無教養さ(ねじれのなさ)にはあきれる。素直な日本軍人が歴史上存在したなんていう発想は考えるだけでもばかばかしい。キューブリックの”ねじれ”を見習えと声を大にして言いたい。余談だが「ねじれ」をテーマにしたものに「縄文人の能舞台」という書名の本がある。浮世絵や歌舞伎、漢字なんていう日本でのすべてのものに「ねじれ」があるのがわかるだろう。(この本のP.302参照)

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