秀逸
(2007-04-04)
僕の大好きな映画の1つです。
大学の教授ナッシュ(ラッセル・クロウ)は天才数学家であると同時に秘密暗号の解読にかけても天賦の才能を持っていた。第二次世界大戦時は他国の秘密暗号をどんどん解いていき、かなりの功績を挙げた。
戦後のソ連との冷戦時代。先大戦の功績を買われ、諜報員パーチャー(エド・ハリス)にソ連の秘密暗号の解読を依頼される。国家機密のため妻にも内緒で何十年も暗号解読をしていくのだが・・・。
ストーリテーリングや主人公(ラッセル・クロウ)の心理描写が秀逸です。また良い映画お決まりの「ドンデン返し」の結末が待っています。
この映画で一番面白いのはこの結末なのですが、多くの他サイトではその結末が言われていてびっくりしました。これから観る人はくれぐれもこの結末を知ってしまわないよう気をつけて下さい。面白さが本当に半減しますんで。
あと、この作品でラッセル・クロウのファンになってしまいました(笑)
スリラーとしても見応え充分
(2006-12-08)
統合失調症という病気の特徴を、物語の展開をスリルにするのに上手く活かしていると思います。主人公ジョン・ナッシュの見ている、感じている世界は果たして現実なのか、まぼろしなのか?病気に見舞われたあと、軍の機密の仕事も親友も病ゆえの幻覚だったと判明したあとは、もし愛する美しい妻や愛くるしい我が子までもまぼろしに終わってしまったら・・・と観ていて現実と幻覚の判別が付きかねる、という不安感に襲われました。(古いけど)エイドリアン・ライン監督の「ジェイコブス・ラダー」を思い出しました(物語性は全然異なるし、あそこまで地獄のような悪夢ではありませんが・・・)。ラストのこれまでの苦しみが報われる感動のシーンでもまだ「まぼろしではないか?」と一抹の不安がありました。エンド・クレジットが始まるのを見て初めて「良かった」と安心できる次第でありました。まあ、オスカーを獲る作品だから、そんな暗鬱なドンデン返しは無いとは思いましたが。
20世紀の××男
(2006-10-23)
こういう実在の人物を題材にした作品では難しいでしょうが、「スローターハウス5」のようなダブルフェイクで、ナッシュの関連妄想である”ソビエトの陰謀”はもしかしたら本当にあったのかも?と思わせるようなつくりにしたら良かったのでは、と思ってしまった。
愛の力
(2006-09-17)
難しい役を見事に演じていたラッセル・クロウも凄かったですが、それよりも悩みながら夫を献身的に支え続けた、妻役のジェニファー・コネリーの演技がよかったと思います。病に苦しむ夫を支え続け、見事に夫を立ちなおらせた妻。アカデミー賞の授賞式にて、夫が妻に捧げる言葉。妻の苦労が報われた瞬間であり、夫が病に勝った瞬間。妻の努力と忍耐がなければ、夫はこの舞台に立つことはなかったであろう。素晴らしいエンディングだったと思います。
また、幻覚ですが、親友役として登場するポール・ベタニーが、ここでもインパクトのある演技。本当に素晴らしい俳優だと思います。
この作品は、コレクションに加えるべき作品の一枚だと思います。献身的な妻を演じるジェニファーの演技を是非見ていただきたいと思います。
統合失調症からの回復過程を描いた素晴らしい名作
(2006-09-01)
精神科の病をテーマにした映画はたくさんありますが、このテーマを取り上げた作品の中でも最も優れたものであると思います。映画館で見た時以来の大ファンです。主人公のナッシュ教授が本当に少しずつ回復していく過程を見事に描いています。また、その回復を支える家族(妻)の姿が素晴らしいです。統合失調症という病を考える上で必見と思います。