トム・ハンクスだから面白い作品になった。
(2007-05-15)
ハンクス、リタ=ジョンズ、そしてスピルバーグ監督と3人のアカデミー受賞者がひとつの映画を作るのですから悪いわけがない。
入国拒否となり絶望のどん底になっても何とか入国してやろうという努力は並大抵ではないが、そこは『キャスト・アウェイ』で無人島でのサバイバル生活を経験しているハンクスですからお安い御用と思ったが、なんと9ヶ月にも及んだとは!凄い!
空港ターミナルという限られた空間であったが、名優ハンクスの演技に終始楽しませてもらった。ターミナルはセットであるが、一部の外観などはモントリオール空港やカリフォルニアのローカル空港で撮影されている。
2年前(2005年)であるが、ホノルル空港内で日本から来た日本人女性が約3ヶ月間住んでいたことが発覚して、最終的には強制送還された(この女性の場合は入国後で、ホームレスで超過滞在となった為)。。。トム・ハンクスの場合は入国できない、帰国もできないということですから、第3国の受け入れがなければどうすることもできない状態になるが、アメリカ国内の空港では現実的にはありえない。いわゆる難民扱いとなり、結局は国連が関与することになるんでしょうね?
「人」という字が持つ意味
(2007-02-18)
コメディタッチでありながら、しっかりと感動的な要素もあり、近年ではめずらしい秀作映画でした。
祖国が政情不安(内戦)に陥ったために、出国も入国もできなくなった男性が、空港でサバイバルのような生活を送りますが、それがメインテーマではないのです。
あくまでも人間同士のつながり、絆、“情”がメインの作品です。クサイようですが、思いやりの心はとても大切なものです。時には規則や法令に反してでも、友情を守り通さねばならないことを教えてくれている気がします。
亡き父の夢を叶えるため、一途に行動するビクター(トム・ハンクス)の姿に感動しました。
トム・ハンクスだから作れたエンターテイメント作品
(2006-11-03)
スピルバーグとトム・ハンクスが手を組んだ空港エンターテイメント作。
空港という一つの限られた場所だけが舞台のため、動きに乏しくなって楽しめないかなとも思いましたが、テンポもよく、思ったより空間を広く感じることができ、お金を稼ぎ、人と接し、段々成長していく主人公を楽しむことができました。
何日経ったかを表示せずに話を進めたのが、テンポ良くいったポイントだったのだろうと思います。主人公の生活は、数日の話ではなく、数ヶ月の話であることは頭の脇に置いておくといいと思います。
また、生活を続け、食事に困らなくなってきた主人公が如実に太っていくところも必見です。
ヒロインとのロマンスが比較的淡かったのが残念でしたが、全体的に見るとよく出来たエンターテイメント作品です。
トム・ハンクスだからこそ作れたのではないかと思います。
一度は見てみることをおすすめします
ひとつの空港の中でころころ変わる展開が面白い
(2006-09-16)
・空港を舞台に繰り広げられる物語は良くある。しかしこの作品のように、スピルバーグ監督、トムハンクス主演、セタジョーンズが絡むとこのような「楽しさ」、「悲しさ」、「切なさ」と言う人間の感情がコロコロと蠢き合うドラマが展開するのか!と感動した。
・最後のハンクスが父の思いを遂げるシーンは感動的でもあり、ドラマの終わりを告げるものでもあり、色んな意味で「終わった!」と観客に複雑な思いを残しながら「終わる」のは流石の演出である。
・何回見ても楽しい映画である。
パリ空港を舞台にした映画が以前ありました
(2006-09-03)
入国審査で落ちて空港に住み着いてしまった人が、入国を認められるまでの空港での生活を描いたものです。パリ空港を舞台にした、複数人数の「パリ空港の人々」という映画がありましたが、それの個人版です。この映画の面白いところは、徐々に生活水準があがるところにあります。空港という多機能な特殊空間を、うまく描いた作品です。空港に住み着いた主人公を応援して観てしまう、飼育型の娯楽です。