美しい夢物語
(2008-09-29)
アジアの旬な俳優陣とスタッフで作られた美しい夢物語。北米劇場公開版では不必要に切り貼りされた編集をほどこされ、このオリジナルの良さが思いっきり損なわれてしまいとても残念でした。きっとそれがむこうであまり話題にならなかった原因のひとつだと思います。ともかく真田広之の存在感ある演技が光っています。中国語に果敢に挑んだりして、その真摯な姿勢を大いに称えたいです。まるで冬の夜に語られた昔話やファンタジーの世界のように、しっとりとした色と音とともに心に残る佳作。粗をつつけばきりがないでしょうが、そういうことをせずに、純粋に楽しんで欲しい映画です。
なぜ無極?
(2007-07-17)
チャン・カイコーといえば「北京ヴァイオリン」「されどわが愛」などを監督した名匠。今回の映画は、香港のお家芸ワイヤー・アクションを駆使しての物語。
イメージ的には、「ハリー・ポッター」や「ロード・オブ。リング」などを意識した、中国的SFファンタジーという感じ。
色彩は、赤を中心に黒を対抗させてコントラストを明確にしたり、光で効果を出すなどは、黒澤映画に影響されたという、チャン・イーモウ監督の「英雄」などを意識したものになっている。
物語の内容は、思った以上に重厚で、シェークスピア劇を見るような感じ。名匠チャン・カイコーと日本、韓国や香港のスターを結集していることもあり、莫大な製作費用を使った映画で見応えはありましたが、「無極」のコンテンツを考えています。
プレミアムにしては…
(2006-08-11)
『無極』の映画自体は、劇場に見に行った際大変気に入りました。
当然DVD買うぞ!と待ちに待って
プレミアムBOXを購入した次第です。
ですが。
”プレミアム”と称するには程遠い内容にガッカリしました。
本編ディスクは、本編のみしか入っておらず、
コメンタリーもフィルモグラフィーすらありません。
次に、ディスク2枚にわたる特典映像なのですが
わざわざディスクを2枚も費やす内容とは思えません。
3枚目に日本での特番が収録されていますが、この特番自体が
2枚目に収録されている中国での特番をもとに編集されたようで
まったく目新しい映像がありません。
フォトギャラリーも殆どが本編の止め画で、見る意味がありません。
プレミアムBOXが発売されると聞き、私が期待していたのは
本編未公開シーンの数々が収録されるだろうことだったのです。
特に、裁判を前にして鳥かごのなかの傾城と昆崙のキスシーンは
ご存知の方も多いと思います。
できたらこのシーンはDVDに入れて欲しかったー。
プレミアムBOXには、デザイナーの正子公也さんのポストカードと
ビジュアルブックが封入されていますが
既に画集を持っているので、
これもちょっといまいち魅力的には感じませんでした。
映画自体は大好きな作品なのですが
”プレミアムBOX”としては不満だらけでしたので、★3つです。
総天然色
(2006-07-10)
まさに『総天然色』と言った感じのコントラストの強い色合いが好きです。
赤は赤!、青は青!、緑は緑!みたいな、ね。
ワダエミみたく、キャラクターを色分けしたのはわかりやすくて良かった。
ただ・・・CG入るとギャグというかコミカルというか…。
それに真田さんファンなのですが、どうしてもチャン・ドンゴンや
ニコラス・ツェーのほうが若くてかっこいい・・・残念!です。
筋肉付いてる真田さんに、あの甲冑はどうも・・・。
動きづらそうだし、も少しスッキリできなかったものか?
チャン・ドンゴンの衣装も、もうちょっとすっきりさせても良かったと思うがなぁ???
ファンタジーなんだから、見栄えが良いほうがいいんじゃないの?
などと思いながら見ていたせいか、・・・な感じ。マイナス1☆。
ああ、そして傾城。
城を傾かせるほどの美女があまり・・・私の好みでなかったのです。
それが一番、残念。
小さい頃を髣髴とさせる、蓮っ葉な感じはよく出ていましたが。
どっちかというとジョイ・ウォン的美人が好き・・・。でマイナス1☆。
でも、大勢が倒れたり、逃げ惑ったりするシーンのCG的カタルシスは感じました。
とにかく映像がきれいなので、
家事の間にミュージッククリップのように何度も流して見ています。
全体的には好きかなぁ。総合で☆3つです。
PROMISE<無極> 運命を超えろ。
(2006-06-02)
この映画はなんといっても映像が美しい!時代設定もない幻想の世界という内容で壮麗なファンタジー・アクションというだけあって、スケール感と美しい衣装や音楽に沿って描かれる独特の世界観は、実写で美しい絵本を読んでいるかのような出来栄え。
真田広之とチャン・ドンゴンが初めて中国語に挑戦し、ほぼ完璧に近いレベルまで達成していて、この映画に奉げたプロの意識には脱帽ものです。日本、韓国、中国の実力派俳優と名匠チェン・カイコー監督とで総力を結集して作り上げられたものだけに、世界に誇るべき作品に仕上がっていると思います。
無限に広がる宇宙観、想像力、壮大なストーリーを一つにまとめたこの作品は少なからずとも賞賛に値します。