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レイクサイド マーダーケース お気に入りに追加
東野圭吾
出版社・発売元:

ポニーキャニオン

媒体: DVD
ランキング: 49763
発売日: 2006-07-19
カスタマーレビュー

薬師丸ひろ子の凄味ある演技が、作品に緊迫感を与えた。  (2008-07-31)
 全編を流れる重々しい緊迫感、一寸先の見えない展開。別荘にいた誰もが怪しく見える事件の「謎」。予想をはるかに超える面白い映画であった。別荘の持ち主であり、死体処分案を推進する父親に、柄本明。有能だが寡黙にして謎めいた塾講師に、豊川悦司。別居中の妻が愛人を殺害したことで、事件に巻き込まれ、真相解明に躍起になる主人公、役所広司。彼が死体処分とアリバイ工作の間、何度も逡巡し、場違いな正論を主張するシーンに視聴者は相当のストレスを感じるだろう。正に、熱演といって良い。しかし、やはり特筆すべきは薬師丸ひろ子の存在である。家庭が崩壊していることを他の参加者に悟られまいと、仲の良い夫婦を演じる役所と薬師丸が、二人だけの場所で展開する会話のリアルな緊張感が凄い。好いた惚れたの甘い時期を過ぎ、感情のすれ違いの果てに完全に冷め切った夫婦が置かれた状況の恐ろしさを見事に描いている。
 薬師丸の台詞回し、声のトーン、動作、目の動き。そのひとつひとつが、再婚相手に裏切られ、実の娘に立派な人生を歩ませることだけに執念を燃やす「普通の主婦」の強い意志と体温を感じさせる。まさか、彼女がここまでリアルで、恐ろしい女性を演じることができるとは、往年のファンも度肝を抜かれたに違いない。清純無垢で慈母のように愛情深い薬師丸ひろ子のイメージとの落差の大きさから、彼女の冷たい視線、毒を帯びた言葉の鋭さにかえって快感を覚えるほどに鮮烈だ。40代を迎えた女優・薬師丸ひろ子の凄味のある演技に、彼女の過ごしてきた人生の年輪を感じる。薬師丸ファン必見の作品である。

いままで見た中で最も面白くない映画  (2008-06-25)
いままで見た中で最も面白くない映画でした。

映画を見ていて、
その映画に引き込まれるようなリアリティが乏しく、
現実感のない茶番劇をみせられているようで、
出来の悪さにみていて悲しくなりました。

ストーリーは悪くないかと思います。
演技も悪くない。
では、何が悪いのか・・・。
一番の罪は演出だと思います。
専門的な知識はないので独断で申しますが、
カメラワーク、効果音、映像の雰囲気作りなどの演出が駄目なんだと思います。
それと、安い取材で取ってつけたような台詞。

そういった点でまったく共感もできなければ、
作品としての楽しみもない駄作でした。
こういう映画があるから邦画が駄目になったように感じるのかな、と思いました。

レイクサイド  (2008-04-19)
自分が見た限りの映画化による変更点を挙げると・・・

その1 細かいカット→家族の数、ボートが裏返ること、主人公の子供の工作、グループ内の「自由恋愛」、学校側の人との肉体関係等多数

その2 細かい追加→子供の「残酷な部分」を見せる描写、ライターを湖に落としたこと、最後のミイラ等

その3 教師の過去が述べらたり教育(受験)に関する不満を叫んだりと、原作より物語に絡む

これに関して「1」は話を2時間弱にまとめる上で仕方ないと思う。
個人的に家族間での不倫(の様な関係)は「変わった人たち」ということを強調する設定だったとしてもどうかと思ったので消されて良かったが、病弱な奥さんが存在しないこともあり、その「変わった」部分はあまり重要ではなくなった印象を受けた。

また、「2」の場合、主人公の子供(女の子に変更されている)の言葉遣いや顔つきなんかがちょっと伏線として強すぎるかと思う。これは原作とは違って話の結果を予想しやすいものとしている。

でまあ、それらを踏まえての「3」なのだが、原作よりも遥かに「親馬鹿度」が増している。
もっと主人公の役所広司の心情変化を強く見せたほうが良かったと思うし、そういう意味では車につけられた工作が無くなったのは何でなのかと思った。
トヨエツが話す親の馬鹿さ加減(および受験への批判)がきっとこの話の主張なんだろう。

ただ話としては比較的面白いと思う。
でも簡素化しすぎかなあ・・・。後、最後のミイラは完全に蛇足。

良く出来ておりますな〜。  (2007-02-19)
某映画読本で絶賛していたので慌てて見てみたのですが、な〜んだ普通のミステリーでした。良くできているのですけどね。テーマは物語の中に内包しているので、特に映画として主張することもないのでしょうし、ミステリーファンにはこの潔い作り方が好まれるのでしょうけれど・・。青山真治監督ですよぉ、良く出来た2時間ドラマじゃなくて、映画!って感じのが見たかった。これ全篇ブラックユーモアって感じの話だと思ったんですけど・・。確かこれR−15だった筈ですよぉ、それなら死体処理シーンなんて“M・A・S・H”ばりにもっとぐちゃぐちゃスプラッター気味でも良かったのに。でもまぁよく出来たミステリー映画で、ラストには映画としてのカタルシスが(やっと!)出てきますから誰にでも無難にお勧めは出来ます。

原作と比べてみて。  (2007-02-14)
原作を読んでから映画化された作品を見る。
このパターン、なかなか失望させられることが多いです。
まず、小説を大きな違いは家族が1組少ない。
まぁそもそも原作と映画を比べてはいけないのかもしれないが
「いきなりの違和感」そんな感覚の中観ました。
「どう話を成立させるんだろうー」と思っていたが思ったより苦なく
成立してましたね。ってことは小説でもあんまりいらない人物
だったんだろうか・・・

主人公の並木俊介は役所広司が演じています。小説で描かれていた
イメージとはちょっと違ってましたね。でも色々な映画の主役をやるってことは
その役の色をちゃんと表現できる役者ってことなんだろうなぁ。
日本では数少ない映画俳優って感じ。

物語は2時間ちょっとでは表現できていない印象がありました。
なんか急展開なイメージが強いですねぇ。
でも豊川悦司は似合ってる。あのミステリアスな役にはまってる!
一番のベストキャストかもしれない。(あと柄本明も怖い)

映画の雰囲気自体も暗く、トーンが低い。
しかしながら、その緊迫感はありますよ。
薄気味悪い感じで映画が進んでいきます。
でもすっきりしないところアリ。

「あれって結局どうなったの?」ってのが3箇所ほど。
それが謎を深めているのかもしれない・・・。
犯人は小説同様「そうだったかぁ」とちょっとしたサプライズ!
キャストは10名ほど。この人数であれば舞台とかでもできるような内容ですね。
2時間サスペンスってカンジだが観てみるのも良いかと思います。

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