ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
近年まれに見る古典的西部劇だが、最後はクールに決めて欲しかった (2006-07-11) イーストウッドの後を次ぐ西部劇スターは、何と言ってもケビン・コスナーだろう。若い頃の「シルバラード」の能天気ガンマンも良かったが、この映画の寡黙なカウボーイ役も、渋い大人のキャラクターで良い。牛追いのカウボーイチームが、悪徳大牧場主にいじめられ、最後に怒りを爆発させて決闘に挑むというストーリーは近年まれに見る古典的西部劇でいい感覚だ。一方、ラストのガンファイトは、ショットガンを喰らって殺し屋がハジケ飛ぶ描写など、今までの西部劇にはないリアルな描写で新鮮味がある。主人公たちに味方する女医のA・ベニングが「西部の松嶋菜々子」風でこれまたいいのだが、コスナーと結ばれてキッスを繰り返すハッピーエンドは、ちょっとやりすぎだろう。せめて、一旦別れは告げたが、結局は黙って彼女の所へ帰ってきたところで終わるくらいにクールに決めてくれたほうが映画の雰囲気に合っていたと思う。一言付け加えれば、R・デュバルが決闘の前に、最後に甘いものが喰いたいとチョコレートを買うシーンが何とも言えずいい味だ。