恋をすることのときめきと映画ファンであることの幸福感を感じさせる傑作!
(2006-12-02)
「めぐり逢えたら」は、恋をする事のときめきと、その予感が確信に変わり、成就する事への至上の喜びを実感させる飛び切りキュートな名作だ。妻を亡くし、今もその面影を引きずり続ける男と、恋人がいるものの、"何か"が足らないと漠然と感じている女。シアトルとボルチモアという遠く離れた地に住み、出会うことなど及びもつかない2人が、クリスマス・イブの夜、ひとつのラジオ番組を契機に引き寄せられる、、、。正に現実ではあり得ないようなシチュエーションだが、劇中で語られる通り、"運命のマジック"と言うべき、極めて映画的でロマンチックなおとぎ話に心地良く酔わされる。そんな意味で、今作は、そんな"奇跡"を信じられる映画ファンである事の幸福感を感じさせる作品とも言える。ノーラ・エフロン&メグ・ライアンコンビによるロマ・コメ3部作(後の2本は、「恋人たちの予感」と「ユー・ガット・メール」であることは映画ファンなら先刻承知の事でしょう)に共通するダイアローグの楽しさとスタンダード・ジャズの選曲のセンスの良さが素晴らしい。「めぐり逢い」と「特攻大作戦」を肴にそれぞれが涙ぐむのも可笑しいなぁ。因みに、私は、同じR・アルドリッチ作品の「ロンゲストヤード」を観る度、胸に熱いモノがこみ上げます(笑)。クライマックスでのE.S.Bの警備員の"粋な計らい"も嬉しい今作だが、実は、私は今までラスト・シーンはクリスマス・イブの出来事だと錯覚していた。初公開時、自分が結婚2年目のクリスマスの時期に観たからなのか、映画が、この上なくロマンティックでハッピーな結末だったからなのか、とにかく、今年もイブが近いが、今、恋をしている人、大切な人がいる人には、特にお薦めの映画である。
ロマンティック、しかし最高とまでは
(2006-11-26)
メグ・ライアン主演のロマンティックコメディなら、彼女のファンででもなければ、本作と「恋人たちの予感」の2本で充分です。後者よりもロマンス色が強い。トム・ハンクスも悪くはないですけれど、この時代、ケイリー・グラントやロック・ハドソンのような男優の人材がいないのが問題で、これがもう限界という感じです。メグ・ライアンはいつもどおり物足らないですけれど、当時は、このジャンル唯一といえる女優なのでやむなし。
ハンクスやライアンのファンでなくても古典的題材なのでそれ相応に楽しめると思います。
僕にとっての唯一のラブロマンス
(2006-10-04)
ラブロマンスはめったに見ないが、この作品はなぜか何度も見てしまう。心を癒すBGM、シアトル、ニューヨークの街の美しさや雰囲気、すべてがストーリーにマッチする。実際にシアトルを訪れ、映画のシーンに行ってみた。素敵なフローティングハウス。トム・ハンクスが子供と戯れるアルカイビーチ。心地よい風に身をゆだね、波と戯れた。振り向けばメグ・ライアンが優しく微笑んでくれる。そんなシーンにすぐ包まれてしまいそうだ。映画のような出会いがいつでも起こりそうな街シアトル。今なお新鮮でさわやかな、運命の恋物語がごく自然に現実の世界に紛れ込んでくるようだ。恋のシナリオも、巧みに演出されたムードもすべていい。アメリカで最もロマンチックな街シアトル、そして奇跡の街ニューヨークに似合う、そっと心に寄り添う傑作だ。
なんて素敵な運命の恋の始まり。
(2006-08-26)
可愛い可愛い1980年代の男性版セックスシンボルこと俳優トム ハンクスと同じく名作(恋人達の季節)で一躍、脚光を浴びた可愛い女優ことメグ ライアンの2度目の共演作品、絵になる2人のカップルは話題となりこの後も数作品で夢の共演を果たしました、1950年代の名作(めぐりあい)の舞台となったエンパイアステートビルを舞台に素敵な素敵な恋が花開きます、早くに妻を亡くした一途で純粋な父親とラジオでの彼の純粋な声に出会う前から強く惹かれた夢見る女性の素敵なラブロマンスにあなたも夢中になること間違いなしの名作です。
エンパイヤ・ステート・ビルの屋上で
(2006-06-25)
ボルチモアの新聞記者アニーは、車内で偶然聴いたラジオ番組に心惹かれる。ラジオのお悩み相談室に電話をかけているのは、シアトルに住む8歳の少年ジョナ。最愛の妻に先立たれて落ち込んでいる父親について話すジョナと、続いて自分の寂しい心情を語る父親サムの声に、思わずアニーはもらい泣きしてしまう。なぜかサムの声に運命を感じたアニーは、サムについて調べ始める。・・・
ラジオから聞こえてくる男性の声に惹かれるアニー。空港で偶然見かけた女性に一目惚れしてしまうサム。「こんな話ってあり!?」と思わせるぐらいのベタなラブストーリーですが、ほのぼのとした展開に、思わず見入ってしまいました。何度となくすれ違う2人のキューピット役は、サムの息子ジョナ。このジョナがまたませていて、アニーから届いた手紙に運命を感じとったり、自分の気に入らない女性と付き合うサムに腹を立てて単身ニューヨークへ渡ったりして、サムとアニーのお膳立てをするのです。ジョナの友達のジェシカ(ギャビー・ホフマン)や、アニーの同僚ベッキー(ロージー・オドネル)など、脇役のキャラクターもいい感じ。現実にこんな話は絶対にありえないけど、やっぱりこんな「運命の恋」って憧れてしまいます!