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セレニティー お気に入りに追加

出版社・発売元:

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

媒体: DVD
ランキング: 29673
発売日: 2006-08-11
カスタマーレビュー

なかなか面白かったです。  (2006-10-15)
・何気なしにコンビニに並んでいた商品でした。パッケージには、少女が最終兵器??ハァーッ?て感じで今流行りの近未来型少女アクション系か?と思い購入しました。
・実際見てみると・・・確かに少女の最終兵器ストーリーでしたが、少女のアクションだけに偏る事が無く物語りがテンポ良く進んで行きラストまで一気に釘付けでした。(多少強引な流れはありましたが)サブキャラ達の会話も面白く笑えます。宇宙・戦闘・格闘が好きな方には、気に入って貰える映画だとは思います。

登場人物のセリフの掛け合いやリアクションのセンスが抜群!!  (2006-10-09)
 人気はあったのに、途中の第14話で打ち切られてしまった米・FOXのSFテレビドラマシリーズ“FIREFLY”の続編であり完結編の位置づけとなる劇場映画(日本では劇場未公開)ですが、初めて観る人でも1つの物語として楽しめる構成になっています。
 時は西暦2500年代、ファイヤーフライ(蛍)級の宇宙貨物船(実は海賊業)「セレニティー(平静)」号の物語。船体には“SERENITY”の文字に重ねて、中国語の簡体漢字でホントに「平静」と書かれています。船体も蛍っぽいデザインですね。
 
 TVシリーズ打切後、熱心なファン(劇中の独立推進派の名を取って通称「ブラウンコート」)たちと、作品の生みの親であるジョス・ウィドゥンはじめ製作陣の執念により、企画を別の映画会社(ユニバーサル)に持ち込み、TVシリーズのオリジナル・キャスト+新キャラクターによる映画化が遂に実現!!……その辺の事情は併録の複数の特典映像で知ることができます。
 アメリカではTVシリーズのDVD-BOXも大ヒットしたそうで、Amazon.co.jpでも輸入盤が買えますが、字幕スーパーや吹替音声の入った国内盤DVD-BOXが未発売なのが非常に残念!
 
 それにしても、科学ネタや映像的な部分では目新しいものは特に見受けられないのですが、登場人物たちのセリフの掛け合いやリアクションのセンスが素晴らしいんです!!
 お陰で、各人のキャラも立ってますよ。観終わる頃には、セレニティー号のクルーたちと別れるのが名残惜しくなってきます。
 
 色んな方々に観て頂きたい作品ですが、特に映画やドラマ、アニメ等の脚本の勉強をしてる方は必見!! 1度観た後に、ジョス・ウィドゥン自身による音声解説(オーディオ・コメンタリー)をONにして聴きながら観ると、非常に勉強になりますね。
 
 リアルなCGによる背景セットや宇宙戦シーンも素晴らしいですが、カナダ出身のネイサン・フィリオン(主人公のマル船長役)はじめ、レギュラー出演者たちが殆ど自らこなした肉体派アクションシーンも特筆ものです。
 この映画版オリジナルの悪役であるアライアンス(同盟)の議員(名前は明かされない)を演じたキウェテル・イジョフォーの存在感もスゴイですし、所々に散りばめられたユーモアもいいです。
 「ギャラクシー・クエスト」「アパッチ」等を手掛けたデイヴィッド・ニューマン作曲の音楽は、「スター・ウォーズ」風のカッコよくスッキリしたオーケストラとは違い、悲しげでしっとりしたテーマ曲や西部劇調の曲など、違った視点で作られていて、それもまたいいなと感じました。
 
 あと、音声解説によると、セレニティー号の貨物室内のシーンは、なぜか映画「40歳の童貞男」のセットに忍び込んで撮ったんだとか……。製作コストを抑える工夫もあちこちに散りばめられていて、好感が持てました。

面白いっ!こういうのが観たかった。  (2006-05-25)
500年後の未来。アライアンス(同盟)と呼ばれる統治機構が支配する宇宙に背を向けたはみ出し者達は辺境の宇宙で必死に生きております。かつて独立軍の士官としてアライアンスと戦ったマル船長が駆る「セレニティ号」はファイヤーフライ級(小型)の老朽貨物船。しかし辺境の宇宙で生きていくのは大変でヤバイ仕事にも手を出さざるを得ません。はみ出し者揃いの乗組員中にサイモンとリバーのタム兄妹がいます。アライアンスの実験施設に囚われていた妹のリバーの奪還に成功したサイモンは後遺症に苦しむ妹ともどもセレニティ号に身を隠すことに。しかしリバーの脳の奥深くにしまいこまれた「ある秘密」を隠蔽すべくアライアンスは凄腕のオペラティブ(工作員)を送り込んできます。階級も経歴も名前すら持たない「存在しない男」に与えられた使命はリバーの抹殺。その魔の手がマル船長達の大事な仲間達に迫った時、マル船長はリバーが握る秘密を武器に無謀な賭けに打って出るのですが、その行く手にはアライアンス以上に危険な辺境宇宙の蛮族、リーヴァーズの影が・・・。果たしてマル達に勝目はあるのか、そして「人間兵器」として覚醒したリバーが握る秘密とは?
きちんとしたストーリーがあることや登場人物たちが生身の人間として描かれていると言うだけでも最近の映画では珍しく、ある種の懐かしさすら感じさせます。
もちろん「映画」ですからアクション・スペクタクルの要素もたっぷりとありますがこの映画の魅力はなによりも物語とキャラクターにあります。主人公側の立場がこれほど徹底的に弱く描かれるのも珍しいですが、「負け犬たち」の激闘がもたらすカタルシスはパターン通りとは言え、やはり大きい。
例えば我らが主人公マルコム・レイノルズ(ネイサン・フィリオン)船長。これまたSFアクションのヒーローにしては複雑なキャラなわけです。お馬鹿で皮肉屋で頑固で野暮で天邪鬼(笑)。でも自由を求める情熱は誰にも負けず実は傷つきやすい人情家でもあります。
一方の「悪役」:オペラティブ(工作員)の描き方も一筋縄では行きません。冷酷に計略を巡らし殺人も厭わない人物でありつつも信念や良心を感じさせる複雑な役どころ。演技派のチュイテル・エジャフォーを配するあたりがお見事。
この二人は言うなればコインの表と裏。そんな二人が互いに信じるものの為に真っ向から戦うクライマックスの肉弾戦は単なる娯楽映画のお約束以上の興奮をもたらしてくれます。しかしそれ以上に素晴しいのは激しく雨が降りしきるドックでの最後の対峙シーン。そこで溢れる苦い情感は最近の映画には本当に珍しいものになっております。鮮やかなラストシーンまで作品への愛が感じられてとにかく嬉しくなってしまいます。とくにTVシリーズのファンとしてはまさに感無量であります。
最近のSF・アクション映画らしくCGも多用されておりますがあくまでも物語を邪魔しない節度があります。
本作の完成で「ファイヤーフライ」の世界はストーリー的には一段落したと言えますが最近の映画には珍しく観客のみならず批評家からも続編を望む声が高く、DVDの売り上げも絶好調ですから、まだ先がありそうですね。もちろん私は大歓迎です。
特典映像としては「ファイヤーフライの復活」が収められているのでTV版の内容と映画化に至るまでの経緯も知ることができます。しかし特筆すべきは監督自身によるイントロダクション。これは公開前にファン向けに特別上映された際のメッセージなのですがその発言内容はファンとクリエイターとの関係を考える上で非常に刺激的。これを見ればなぜウィードン氏が一部で「神」の如く崇められているのかも少し理解できる気がします。これからの活躍が実に楽しみです。
だがその前に一言、Foxエンタティメントは速やかに「Firefly」の日本語版を紹介するように!「セレニティ」は独立した作品としても楽しめますが「ファイヤーフライ」を知れば面白さは倍増ですし、「セレニティ」を見て気にいれば後からその前日談を見ても十分楽しめると思います。

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