誰にも劣等感はある・・・。
(2006-09-19)
いい。イギリスの学園が舞台で、若き青年、心に抱えきれない劣等感を抱えて・・・。
僕は、最初、マラソンとヴァンゲリスで、勝手なイメージを創造していたんですが、内容は、純粋。オリンピックをテーマにしていますが、誰しも、学生時代を送っていた頃には、この感覚は、誰しも持っていたと思います。外国の、海外の、人種の・・・とかいうと複雑で難しいんではないかと思ってしまい勝ちですが、いえ、全然、日本人でも、重々伝わってきますもの。
大学生活って、こういった複雑な関係を乗り越えて卒業していく、と思います。これが、学生に課せられた勉強ではないでしょうか。
個人的なことを語ってしまいましたが、
やっぱ、愛なんですね。愛に包まれた映画です。
信念のために走る2人の青年
(2006-03-10)
1919年、ケンブリッジ大学に入学したハロルド・エイブラハムズは、短距離競技の才能で24年のパリ・オリンピックを目指して練習に励む。ユダヤ人であるハロルドは、走ることでユダヤ人からの偏見と闘おうとしていた。一方、スコットランドではエリック・リデルがラグビー選手として活躍していた。宣教師の家庭に生まれたエリックは聖職者として伝道活動をしていたが、「俊足は神からの恩寵」と考えたエリックは、大会を勝ち進んで短距離のオリンピック代表に選ばれる。・・・
オープニング映像は、ヴァンゲリスによるテーマ曲をBGMに海岸を走る若者の姿。シンプルですが美しい場面に、思わず胸が熱くなりました。片や差別や偏見と闘うためにがむしゃらに走るハロルド。片や自分に走る才能を与えた神に感謝しながら走るエリック。それぞれの内に情熱を秘めた青年達の思いが伝わってきました。同じ種目で闘う中で感じる挫折感、劣等感、悔しさ、確固たる信念、情熱。境遇は違うけれど闘争心を越えて生まれるハロルドとエリックの友情に拍手したい気持ちになりました。
ハロルドがマンツーマンでコーチを頼んだサムとの友情にも、ほろりとさせられました。規律を重んじる名門大学やユダヤ人への偏見など、当時の格調高いイギリスの姿も丁寧に描かれていて興味深いです。