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クライマーズ・ハイ [DVD] お気に入りに追加
横山秀夫
出版社・発売元:

アスミック

媒体: DVD
ランキング: 1920
発売日: 2006-05-12
カスタマーレビュー

名演技連発  (2008-11-08)
最近公開された映画版はまだ観ていませんが、このNHK版だけで良いかも。もう名演技連発です。
(既にレビューに書かれておられることですが)焼き肉屋(?)で全権デスクの佐藤浩市と社会部部長の岸部一徳が大喧嘩するシーン、報道へのジレンマと正論を謳う佐藤浩市に、はらわたが煮えくり返って怒鳴り散らす岸部一徳が最後にバタンと倒れる、若造に痛いところを突かれたベテランの醜態を露にするシーンは、あまりにもリアル過ぎて鬼気迫りました。

映画版のほうが作品としての質は高い  (2008-09-14)

映画版を見て、原作を読んで、テレビ版を見ました。

さすがに映画と比べると、
テレビドラマだなと思ってしまいます。

原作を読んでから見る分には面白いと思いますが、
単独の作品として判断する限り、
映画版のほうが質が高いと思います。

しかし、テレビ版のほうが優れている点を挙げると、
主役の悠木は、佐藤浩市の方が良かったと思います。
若い時の存在感といい、老けた時の情けなさといい、
非常に演技に幅があると感じました。

逆に言えば、佐藤浩市以外は、映画版のほうが良かったです。
特に映画版の佐山役の堺雅人は素晴らしいです。
テレビ版の大森南朋が物足りなく見えました。

なお、映画版には登場しない末次。
伊武雅刀の存在感は流石だと思いましたが、
原作の末次とはイメージが違うと個人的には思いました。

テレビ版で良かった役者を他に挙げると、
安西の息子役の高橋一生と、
伊東販売局長役の綿引勝彦ですかね、、、、

岸部一徳も良いけど、遠藤憲一の方がもっと良かったです。

あと、テレビ版の方が山岳シーンが凄かった。
自分は素人ですが、テレビの方が実際に登っているような
感覚に近いように思えました。

結論として、原作が好きなら見ても損は無いと思います。
でも、何回も見るようなものではないので、
DVDを買わない方が良かったかなぁ、と思いました、、、、、

映画との比較  (2008-08-24)
7月に映画版を観てから原作を読み、ネットでの評価でこのドラマのDVDを
購入して鑑賞しました。
以下率直な比較となります。

1.ストーリー TV版が原作に近く丁寧。映画版は複線が中途半端で省略し
         た方が分かり易かった。

2.緊迫度   墜落事故の第一報を流す共同配信の場面や現場雑感のくだり
         は映画版が勝ってます。TV版は良くも悪くもNHKっぽく割と
         淡々としている感がある。

3.キャスト  どちらも甲乙つけ難い。私的にはハイエナのような佐山記者
         を演じた映画版堺雅人の凄みに軍配を上げたいですが。

4.演出    緊迫感では映画版ですが、TV版は構成がしっかりしており
         、流れるような演出です。極力無駄を省いて原作のエッセン
         スを巧みに伝えています。また、登山の場面はかなり本格的
         でTVドラマの域を超えた意気込みを感じます。

以上総合的にはTV版を評価したいと思いますが、本作特有の”緊迫感”をより
感じたければ、映画版は期待を裏切る事はありません。
どちらも2時間半の時間を全く苦痛に感じさせないテンポの良さと迫力があります。


NHKならではの…  (2008-04-09)
時間的ボリュームがあるので、人物像がきちんと描かれていると思います。
この作品の一番の売りは、キャストではないでしょうか。
佐藤浩市をはじめ、一癖もふた癖もある俳優人が好演しています。

佐藤vs岸部一徳の演技バトル  (2008-01-13)
岸部一徳と佐藤浩市とのバトルが素晴らしい。若手記者が必死に書いた記事が隅に追いやられたときのバトル、そして、その後の焼肉屋でのバトル。とくに後者がいい。「ホルモンでーす」の絶妙な割り込み方。「事件は私のためにある」などと山本リンダの替え歌で酔って騒ぐ回想シーン。
しかし、終盤に、女子大生が出てきてヘンな「青年の主張」をして、それだけならまだしも投書を押しつけて、それを掲載してしまって主人公が左遷されるくだりは、作中の台詞のとおりに「青くさい」。あそこは絶対に要らなかった。ただ、墓参りをやめてという依頼のときに捨て台詞としてマスコミの遺族への姿勢を批判する、という程度でよかったのでは?そのようなマスコミ批判は、あの事件当時は斬新だったかもしれないが、今は言うほどのことでもないしね。あそこが無ければ、もっと良かった。

(追記)・・・と、思ったが、これは意図的なのかもしれない。クライマーズ・ハイというタイトルを考えれば、大事件に興奮してガンガンいってしまい醒めた後に愕然とする、というのがこの作品の基調であろう。スクープのためにハイになりすぎて末路が左遷というのならそれなりにカッコつくが、ダサくて生真面目な女子大生の「青年の主張」を載せるなどというチッポケなことに勇気を発揮してしまって左遷、という間抜けなオチ。そんな判断力の欠如をもたらすクライマーズ・ハイの恐ろしさ、ということなのかもしれない。そう考えると、石原さとみの超ウザイ生真面目キャラも、意図的な人選、演出なのかもしれない。だとしたら、もっとコミカルな、たとえばコーエン兄弟の『ビッグリボウスキ』のような、シニカルになりすぎないブラックコメディ調で撮ったらよかったが、NHKドラマじゃそこまでは無理か。そういう路線なら、佐藤浩市は、よりいっそう、この役にピッタリだと思う。勇敢でカッコイイ面もある一方で逡巡する優柔不断さや情けなさも併せ持っている。『文学賞殺人事件』で彼が演じた文学青年の中年期バージョンという感じになる。

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