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梶尾真治
出版社・発売元:

ジェネオン エンタテインメント

媒体: DVD
ランキング: 3248
発売日: 2006-04-21
レビュー (Amazon.co.jp)
   出張で少年時代を過ごした北九州・門司を訪れた鈴谷は、そこで20年前の自分に出会う。そして自分が1986年にタイムスリップしていることに気づく。そこで彼は、かつて手術を拒否して、難病で亡くなった憧れのお姉ちゃんを救おうと決意するが…。
   タイム・トラベラー映画は、歴史を変えてはいけないというのがお約束だったが、本作は未来から来て、人の運命を変えてしまう物語。大切な人を救いたいという一途な気持ちに貫かれた作品。主演は伊藤秀明、ほかミムラ、勝地涼、そして人気脚本家の宮藤官九郎も役者として出演している。少年がそのまま大人になったような、まっすぐな性格の鈴谷を演じる伊藤秀明が好演。過去を変えてしまう大胆なストーリーも、自分の幸せではなく、人のための行いなので、それほど違和感はない。それより、こんなことが本当にできたらどんなにいいか…と思わずにいられない、心温まる夢のようなファンタジーだ。(斎藤 香)

カスタマーレビュー

命と愛情  (2007-12-01)
飛行機事故でタイムスリップをした意味は、登場人物が過去に納得し切れなかったことに決着をつけるための仕掛けです。
決着をつけた人から順に消え去ってしまう点は、少し寂しさがありますが、それは決着を付けたということを明確にするために必要な展開でしょう。
過去に戻り、出来事を変えてしまうことで、未来に影響を与えてしまいます。
過去に好きだった女性が死んでしまっている。その女性和美はバイオリニストであったが、病気のために十分にバイオリンが弾けなくなってしまう。手術すれば命は取り留められる可能性があるが手術を選ばなかったのだ。
主人公・鈴谷比呂志は、和美に手術を受けてもらえるように、もっと生きたいと思えるように苦心する。
そして和美は生きることにした。
現在に戻ると、タイムスリップした際の飛行機事故での鈴谷比呂志の死亡が確認される。
和美はそれを知り、涙に濡れる。
この物語は、命をかけてまで人に注いだ愛情というものが、その人が生きることに対してどういう影響を与えるかを感じさせるという使命をもった作品なのだと思います。

それでも 生きろっ!  (2007-11-03)
人は誰でも戻ってやり直したい瞬間が何度かあるという。
このお話は、そんな瞬間に戻ってしまう話。
ちょっと昔に戻った懐かしい気持ちと、そのときその瞬間に感じた心を思い出したとき、
人はどんな反応をするのだろうか。
ストーリーに多少の矛盾があるにせよ、
そんな瞬間をタイムスリップという手法で見せてくれた。

ちょっと「シックス・センス」のにおいもする作品。

うーん  (2007-09-24)
キャラメルボックスの「クロノス」の原作でもあるので、大まかなあらすじは知っていました。だから、クロノスという機械自体も出てこない展開に、ちょっぴり残念。
クロノスは、過去に戻った分未来に飛ばされてしまう機械。
想う人に会うために、何度も過去へ戻り、未来へ飛ばされる主人公の姿に感動した作品(私は脚本で読みました)
是非キャラメルの舞台で観たいと思っていました。
この映画とはどうやら完全に別物と思った方が良いようです。
奇を衒うものではなかったけれど、しっとりした空気を感じられる映画でした。
ヴァイオリンのシーンは迫力がありました。
(実際にはミムラさんは弾いていないそうですが)

「黄泉がえり」より、ずっとイイ!  (2007-09-15)
「黄泉がえり」はヒットし、こちらは悪評だったが、私はこっちのほうが良作だと思う。ストーリーとかテーマは両者ともほとんど同じ。しかし、こちらのほうが配役が良いと思った。前作の場合、草なぎ君はともかくとして、ヒロインの竹内結子は、どう見たって塩田監督の好みじゃないだろう。事務所の都合なのか製作委員会からの要請なのか、あのメンツになってしまった。
今回のヒロイン役ミムラは、「月光の囁き」のつぐみにも似た黒髪ストレートが似合う女優で、美しく撮れてた。伊藤英明も日本人離れした美男でこのカップルはなかなか絵になる。乗り気のしない配役で撮った「黄泉〜」がヒットしたので、二匹目のドジョウを狙うフリして、好みの配役で前作をセルフリメイクしたのだと思う。

再見したところ、細部はとても良いシーンが多く、お涙ちょうだい的な要素は客を釣るためのエサだったのだ、ということがよく分かった。だから星三つから四つに格上げ!前半もクライマックスも良いのだが、中盤、ミムラ演じる和美が入院してからがダラダラしてしまったような気がする。「和美が実は両親がいない子で、その寂しさを紛らわすためにバイオリンに打ち込んだ」ということを養父の口から語らせる必要は無かったと思う。和美が気丈な表面のうちに秘めている暗い影とかバイオリンへの情熱とかは、前半部分で映像的に十分に表現されているので、台詞で語るのは蛇足だった。「泣ける映画」を求める観客でさえ、ここの部分はやりすぎと思うのではないか?
自分の見たいシーンだけ何回もピックアップして見るのに最適の映画だと思うので、DVDが1500円というのは良いことだ。

それにしても「黄泉がえり」はなぜあんなにヒットしたのだろう。変奏とも言える本作を見てちょっと分かったような気がする。今、多くの人が自分を「生ける屍」のように思っていて、だからといって暗くもないという、なんとも不思議な感覚を味わっている。喩えるなら「白夜」か?そう感じてる人たちの心の琴線に触れたのだろう。私のこの分析が正しいとしたら、現代社会は異常な段階に突入したのだと思う。敗戦時はまさにこんな感じだったのかもしれない。

原作本が変わってしまった……  (2007-06-15)
 「クロノス・ジョウンターの伝説」が原作だと聞いてコレを見ると、とにかくがっかりします。
・タイムトラベル物
・登場人物の名前が「クロノス・ジョウンターの伝説」に登場する人物と同じ名前
 という以外は全くの別物と言ってしまうしかありません。……なんで、「クロノス・ジョウンターの伝説」を原作っていうねん……。自称原作本の著者が映画をノベライズした作品をわざわざ作らなければならなくなった訳が見てようやくわかりました。

 別物と思ってみれば、まぁなんとか見ることのできる作品ではありますが。過去に遡った4人(おばあさんも含めて)のストーリーが、ブツリブツリと切られてしまっていてなかなかのめり込むことができません。歴史を変えてしまうというタイムトラベル物としては定番ではあるのですが、ラストももう一つ布川さんのエピソードと何か絡ませて欲しい気持ちになりました。
 このままだとあのお姉さんにとっては過去の出来事だけになってしまうような気がしてしまいます。
 ……あぁ、もったいない作品。

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