御裁き物の時代劇の原点
(2007-07-14)
時代背景がしっかりと描かれており、まさに見応え充分。安っぽい“ちょんまげ結った現代劇”とは違い、「なんだ、もう終わりか……」というのが無い。二回分のアイデアを一回に凝縮したような奥深さ、一話々々、食い入るように見入ってしまう。単なる捕物劇に終始せず、“人が人を裁く事の難しさ”という問題が各話の根底に据えられていて、考えさせられることも多い。また、物語展開と人間ドラマを中心に構成されているため、無駄な描写がない。忠相自身が難事件に立ち向かうかと思えば、配下の同心や下っ引きの活躍を中心に描いたり、捕物劇の無い恋愛談義に終わる回があったり、忠相がほんの重鎮程度にしか出演しない回もあったりして、内容も毎回、起伏に富んでいる。
それに加えて、一話完結でありながら、シリーズとしての完成度も高く、町火消し誕生、目安箱の設置、小石川養生所の設立と、将軍吉宗の治世が進んでゆく様子が描かれている点も興味深い。忠相と雪絵、榊原伊織と千春、二組の恋の行方も気に掛かるところである。
そして何といっても、南町奉行大岡越前守誕生の、感動の第一話。将軍になったばかりの吉宗と、忠相との息詰まる対決は、何度観ても緊張する。言葉と言葉が静かに激闘、それがやがて強い信頼関係へと繋がってゆく。まるで自分が忠相の立場にあるかのような責任の重さを感じつつ、一語々々を噛みしめ、最後は目頭が熱くなった。
ぐうの音も出ず理路絶ゆや 悪等凹み居平伏しぬ
大岡越前名裁き 夏に染まむ江戸夜明け
(ぐうのねもでずりろたゆや わるらへこみゐひれふしぬ
おほをかゑちぜんめいさばき なつにそまむえどよあけ)
新いろは歌 No.94 平成9年9月30日詠
スゴイ!!!
(2006-04-14)
僕はちっちゃい頃に再放送で大岡越前を見、
特に時代劇好きではないのだけれど、
片岡千恵蔵の父上にハマって見てたなり。
それで三月の大岡越前スペシャルを見て思わずDVDも購入してしまったなりよ。
このBOXでは忠相は山田奉行から南町奉行へとなり、
独身から妻帯者へと大人の階段をのぼっていくなり。
そして忠相&雪絵と伊織&千春という2つのカップルの「青春群像」も爽やかで初々しくドキドキしてしまうなり。
そしてLiving willの問題など今見ても「深いなぁ」と考えさせられる内容を扱っており見ごたえ十分なり。
やっぱり面白い
(2006-03-31)
おもわず買ってしまいました。
大岡越前は、やはり何度見ても面白い作品ですね!!
私は、この作品に出演されている俳優さんの中では、
片岡知恵蔵さんと加藤治子さんの夫婦の掛け合いが
とても面白いとおもいます。
又、沢山のベテラン俳優さんがいろいろ出演されており
毎回楽しみに見ておりました。
特に歴代の雪絵さんがその年令にあった美人女優さんで
宇都宮雅代、酒井和歌子、平淑江さんと皆、大ファンであります
そんな女性になってほしいと思い、我が娘に同じ名前を
付けた位ですから(そのようには育ちませんが・・・)
ぜひ、続編も発売してもらいたいと思っております。
待ってました!
(2006-03-21)
先日3月20日の『大岡越前』スペシャル、見ましたか?
懐かしさと、お歳を召された出演者の方々の変わらないキャラクター!
ふいに、臨時収入が入ったときのような(?)うれしさでした。
でも、もうスペシャルやらないのかな?寂しいですね。
この『大岡越前』は、小学生の頃に母の仕事が終わるのを待ちながら、
おばあちゃんと再放送を見ていました。
その頃は、加藤剛の役は『大岡越前』という名前だと思っていて、(半分合っている(笑))
越前守(えちぜんのかみ)の「かみ」とは「神」で、「様」と同義語だと思い込んでいたり
(なぜなのか。(笑))
子供だったので、たいして時代背景を知らずに見ていたのですが、すごく面白かった。
(これと『江戸を斬る』と『大江戸捜査網』が大スキでした。)
特に好きだったのは、やはり剛ちゃんスマイルの大岡様と(はぁー、かっこいい!)、
大坂志郎さんのベテラン同心、片岡千恵蔵の父上です。
今の時代劇と比べると、出演陣の当時の年齢だって若いはずなのに
この『大岡越前』は、安心して見られましたね。
役者の力量の違いですか。
そして、今この第一部のタイトルを見渡せば、
なんと、大岡町奉行誕生とか「天一坊事件」とか
『大岡越前』にかかせぬエピソード満載ではないですか!
み、見たい!!
本当に見たい。
いや!私は見ます!
祝DVD化!
(2006-02-06)
大岡越前第一部は1970年放送。まだ若々しい加藤剛、竹脇無我を初め、まだ大物ではなかった頃の里美浩太郎や杉良太郎も出演していて、色んな意味で楽しめる一作です。また、江戸時代の暮らしぶりや政治的な苦悩などももりこまれ、単なる時代劇にとどまらず、深い味わいをもつ作品です。大岡越前シリーズ全体にいえることですが、安楽死・子育て放棄・幼児虐待などの現代に通じるテーマもとりあげられており、36年も前の作品とは思えない内容にうなってしまいます。今回のDVDには初回でしか放送されなかった幻の第一話、シリーズで唯一山田奉行時代の大岡忠相のお話が収録されており、ファン待望の一作です!