なぜあれを『謎の動機』にしたのかが『謎』
(2007-03-04)
海外旅行中に、母国でクーデターが起こり、パスポートが無効に。
言葉もまともに通じない外国の空港で、
外に出ることも、帰ることもできない。
こんな状況、もし自分の身に降りかかったらと思うと、
おちおち海外旅行も出来なくなりそうなくらい不安になりますよね。
(あ、パスポートの有効期限切れてら^^;)
で、これを題材に、巨匠スティーブン・スピルバーグ監督と
名優トム・ハンクスが組んだというのですから、
期待は大きくするなという方が、無理な話。
当然、わくわくしながら観始めました。
主人公ヴィクター(トム・ハンクス)は、東欧の架空の国クラコウジアから
ニューヨークのターミナル空港入りします。
そこで、入国できないことを告げられるのですが、
クラコウジアは英語圏ではないらしく、それすらもうまく伝わりません。
クーデターの事実を知ったのは、わけもわからず足止めをくらっていた
コンコースに置いてあるTVのニュースででした。
そこからは、実にテンポよく話が進みます。
事態が進展するまでは、空港で過ごすことを許可され、
次第に空港職員とも打ち解けていくヴィクター。
そして、美しきキャビン・アテンダント、アメリア(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)との出逢い。
不自由ながらも、生き生きとした時間を過ごす彼に好感を覚えると共に、
なぜ彼が強制送還で国に帰らないのか、その『謎の理由』が気になり始めます。
なぜ、空港管理官の激しい妨害に合ってまで、彼がそこまでアメリカ入国を望むのか。
なぜ、涙が出るくらいクーデター中の母国に残してきた家族が気になるのに、帰らないのか。
この作品の核になる部分に、かなりの興味を惹かれていきます。
で、鑑賞後の感想ですが、『個人的に』『いささか』『拍子抜け』といった感じでした。
アメリアとの恋の行方や、『謎の理由』のタネ明かしが、いまひとつピンと来なかったからです。
ま、あくまでも『個人的に』『いささか』な範疇なので、人によってはスッキリ落ちるとは思います。
ただ、物語中盤までのスピルバーグらしいユーモアとヒューマニズムに満ちたドラマツルギーが
よかっただけに、ちょっと残念な感じを受けました。あくまでも『個人的に』。
(期待が大きかったからでしょうか)
全体的には、良作ではあったと思います。
大好き?
(2006-12-14)
自分はこの作品すごく好きなんだけど、この評価から「トムハンクス好き」を引いたら星一つ半ぐらい下がる気もする
おもわず笑ってしまうとこもけっこうあって、そういうところはさすがです
いろいろ難癖つけたいとは思いますが、まあご愛嬌ってことで
言葉は話せなくても
(2006-11-25)
ストーリーに若干リアリティは乏しいものの(しかたないか)、
エンターテイメントとしては、そこそこ楽しめました。
ただ、とりわけアメリカにありがちですが、
英語を話せない人を、あたかも知能が劣っているかのように扱う傾向があり、
この映画全編にも感じられます。
ちなみに私は、英語以外の言葉を満足に話せるアメリカ人を(移民を除いて)、
ほとんど知りません。
こころがぬくもる
(2006-11-18)
スピルバーグの作品に貫かれているもの、それは、なんとも言えない温かさが底辺に漂っていることだろう。人間らしさの原点のようなところに流れる温かさであり、まるで生きている人間の体温が伝わってくるようでもある。ターミナル(空港)は、出会いと別れが交差するところだが、国、民族、言語、文化、職業、役職の違う人間たちが、幾重にも交差してドラマを織り成していく。そして主人公は、人間性の最も深いところで、人々のこころをつないでいく。それは本来、アメリカが建国の理想として描いてきた姿でもあったはずだ。「この国の基盤は人間重視と思いやりだ」(The people, compassion. That's the foundation of this country.)という一節に、スピルバーグのアメリカに寄せる思いが託されているのだろう。トムハンクスの好演も、この映画に最もふさわしいものだった。
以外でした!!
(2006-08-12)
表紙の印象とは裏腹にかなりコメディータッチでした。
カートを集めてコインを回収したり、空港内で職探ししてるシーンがおもしろかった。
最初は冷たかった人々も徐々に優しくなって、最後には皆から頼れる存在になっていた。
涙あり笑いありのとても良い作品でした。