フジテレビ
漫画原作の悲劇 (2007-04-08) 漫画ナニワ金融道に登場するのは男女問わず一癖も二癖もあるキャラクターばかりである。 原作の場合、主人公の灰原は物語が進むごとに悪い人間になっていくのは確かだが、ドラマの中居演じる灰原はパート6になっても青臭い部分がかなり残っている。レールの上から外れそうな人間を食い物にするのが原作の灰原なのに対し、ドラマ版は正しい道に進むように敢えて自分は損な役割を演じようとしている。つまり良い人、なのだ。 今作に限れば灰原の恋人・市川朱美を演じる池脇千鶴が完全にミスキャストだと思う。池脇はどう見ても馬鹿な男を食い物にする様な、以前ヤクザと付き合った時に体に彫り物をする様な人間には見えず、市川朱美には大凡必要が無いような「清純さ」を持った人間にしか見えない。 まあナニ金を見ないような少年少女にドラマを見せる為とはいえ、原作の面白さを損ねているのは必至である。 ストーリーに関して言えば、「パチンコ依存症の女」「恋愛商法」「マルチ商法」の3つのストーリーが同時進行するため、弱冠わかり難いかもしれない。