イルマ・P・ホールが居ればこその面白さ
(2008-08-19)
入れ歯を入れ、更に話し方、笑い方で「いかにもイカサマ氏」とわかる雰囲気をむんむんとたちこめながら、トム・ハンクスが登場。
共通点の全く無い5人の男たちの大奮闘が、まずは見所。
その後の5人の運命が、面白おかしく、一人一人順番に決まっていくさまが、もう一つの見所。
そして何よりも、大物のトムと真っ向から対決してたイルマ・P・ホールの演技が実に大きな見所だった。
善人と言い切れない善人、悪人を言い切れない悪人の登場と言う意味で、「コーエン兄弟による異色サスペンス」という言われ方をする「バートン・フィンク」。あれに似た面白さを感じた。どちらも予想外のラストが来る。
この「コーエン色」を私は大いに好む。
宗教なんてまやかしさ
(2008-04-09)
ひねくれた終わり方をする映画だなぁと思ったら、やっぱりね、コーエン兄弟の作品でした。一見すると、アメリカ南部の平和な田舎街に突然あらわれたインテリ泥棒教授(トム・ハンクス)一味が、信心深い一人暮しのバアさま(イルマ・P・ホール)を騙して、まんまとカジノの預り金強奪に成功するコメディにみえる。しかし、いつもながらの不確定性原理によって泥棒一味が次々とゴミ処理場送りになるシークエンスは、まさにコーエン兄弟ならではのダークな落とし方?だ。
まあ、あまり考えずに単なるブラックコメディとして見ても十分堪能できる作品であるが、それなりに深読みできる映画でもある。泥棒一味の死体が行き着く河の中州に浮かぶゴミ処理場がまるで<天国>のように描かれており、(はじめの意図はどうであれ)結果的に大学に多額の金を寄付するという善行を施すことになった泥棒一味が、結局その<天国>送りになってしまったのはなんたる皮肉。「所詮宗教なんて、まやかしさ」コーエン兄弟の毒気に満ちたつぶやきが聞こえてきそうな1本だ。
アホすぎて笑える。
(2007-12-25)
内容がカジノの売り上げ強奪という好きなジャンルだったので観ました。
あまりにもアホ過ぎて爆笑でした。
トムハンクス演じる教授がカジノの近くに住む老婆の家の地下室を借り仲間と
金庫室までの穴を掘っていくというストーリーです。
こういう犯罪物は綿密に計画が練られてリーダーは頭が良いってのが普通ですが
計画はずさん、教授もどこか抜けています。
やたら宣伝だけして中身の無い映画よりよっぽど面白いと思います。
将軍の入れ歯のシーンは必見です。
奇妙なテイスト、ハンクス演じる教授は傑作キャラ
(2006-08-25)
すきですねえ。
雰囲気が変。趣味も変。
舞台設定が、まずは、奇妙。
ミシシッピ川の南部。未亡人の信心深い女性の下宿。
そこを根城にしての現金強奪・・って、書いてしまうと、
この映画の内容を損なう??
いえいえ。あらすじなんかは、実はどーでもいい。
見どころは、ゴスペルを初めとする黒人文化風俗習慣と、
奇妙で独特な世界観。
教授キャラは、思わず拍手したくなるほど、トム・ハンクスが
達者で、彼の芸達者、ここに極まれりです。
何を捨てても飲み込んで、許して浄化してくれる、
ミシシッピという大いなる母。それと未亡人という、おおいなる
母。
暗示と異様で奇妙で、ブラックユーモアな乾いた世界を堪能あれ。
ただ笑えるお話ではありません
(2006-05-10)
トム・ハンクス、コメディー、と来たら見ないわけにはいきません。
銀行強盗を使用とする、薄ら笑いの大学教授風な男。
うん、始まりは悪くない、、、
でも、最終的によく分からない話で、笑えるだけのお話ではなかった。
というよりも、コメディーですがみんながみんな笑えるのではないと思います。
けれど、結局は悪いことをした者はそれが後でも裁かれるということ。
それが、多分メインテーマでしょう。
うん、、私はあまりお勧めはしません。