自分的今世紀最大メガヒット!!
(2007-03-26)
2003年にほんの2週間ほど単館上映されて以来、2年以上もこんな名作がレンタルビデオでしか拝めなかったのは理不尽というかこの世の七不思議くらいに思っていたのだが、とにもかくにもDVD化されたのはめでたい限りである。監督の三池崇史は2002年から2003年にかけて、「荒ぶる魂たち」「新・仁義の墓場」「許されざる者」と所謂ニューヤクザものを立て続けに取っているが、「荒ぶる魂たち」と並んでこのうち2作に主演した加藤雅也の、これはもう代表作と言っていいだろう。
本編の方は、豪華すぎるキャストは言うにおよばず、ストーリー、脚本、カメラワーク、音楽のすべてが絶妙にマッチした奇跡のようなできばえで、日本発フィルム・ノワールの極み、とでも言うべきか。
しかしやはり特筆すべきは、全編白いスーツで登場する加藤雅也の神々しいまでの美しさと圧倒的な存在感だ。彫りの深い端正なマスク、研ぎ澄まされた肉体、白い衣装に真っ赤な血を飛び散らせつつしかしどこか静謐さをたたえてたたずむさまは、手負いの獣のようなギラギラした眼光さえなければギリシャ彫刻と見まがうほどである。
脇にも、斯界の重鎮はもとより、ブレーク寸前の北村一輝、藤竜也とまぶしいばかりのスターをずらりと揃え、なんともゴージャスでスタイリッシュなノワールに仕上がった。
とにかく見てみて損はない。
作品的に星5つだが、パッケージデザインは星ゼロ!
(2005-12-21)
第一章・第二章をまとめて購入。おそらく三池監督作品中ベストに入るだろうし、個人的にとても思い入れのある作品なのだが…品物が届き、梱包から出して驚いた。パッケージが、とても商業デザインと思えなかったからだ。ハッキリ言って非道い。どう非道いか。公開から二年経過してのDVD化であるが、昨今の上映→ソフト化のサイクルを思えばあまりに時間を要していた本作のここまでの道のり、そのあまりスムーズにはいかなかった裏事情が垣間見える、そんなパッケージデザイン。アマゾン上でパッケージ画像がアップされていなかったのもそういう事情だったから?ただ、どことなく少量生産ぽく、価格も日本映画にしてはお手頃なので、ファンは迷わず買い。