ポリシーをもって仕事をしていますか?
(2006-03-12)
ハーバード大学を優秀な成績で卒業したミッチ・マクディーア(トム・クルーズ)は、破格ともいえる最高の労働条件を提示さしたテネシー州メンフィスにある少数精鋭の税務専門のベンディニ、ランバート&ロック法律事務所に就職した。ミッチは幼稚園の教員の妻アビー(ジーン・トリプルホーン)を伴い、心機一転メンフィスへと向かった。上司のエイヴァリー・トラー(ジーン・ハックマン)の下で猛烈に働き始めた。しかし、事務所の2人の弁護士が事故死したと知らされる。不安を感じつつも事務所の仕事と司法試験の準備に精を出すミッチ。そのような中、FBI捜査官ウエイン・タランス(エド・ハリス)が現れ、事務所に裏の顔があること、そしてコジンスキーたちは事故死でないことを告げ去った・・・。
メンフィスにある税務専門の法律事務所に入ったハーバード大学のロースクールを卒業したばかりの青年が、巨大な陰謀に巻き込まれる姿を描くリーガル・サスペンス。監督は「推定無罪」のジドニー・ポラック。
弁護士が所属事務所の不正に気づき、それを暴く。ストーリー自体は単純。だからこそ、過程が試される。
たしかに、この映画を理解するには「秘密保持義務(守秘義務)」の知識が必要で、分かりにくいのも事実。実際、「話についていけなかった」との批評も目にする。しかし、それで終わらせてしまってはもともこもない。なぜ「あのような」不正の暴き方をしたのか、それを見て欲しい。「何か」を感じるはず。特に、弁護士役のトムクルーズとFB捜査官役のエド・ハリスの仕事の仕方、比べてみると面白い。
なお、この映画は、ライブドア事件で話題になっている「マネーロンダリング」や、米国法律事務所の雰囲気を理解することができる。
また、メンフィスの場面で流れる音楽は、不正を暴く場面とギャップがあり、とても心地よい。
法廷の場面はないが、法律モノが好きな方は楽しめるのではないだろうか。
法廷劇こそ最もアメリカ的な映画だと思う
(2005-11-14)
良くも悪くも法律大国(訴訟大国)であるアメリカだからこそ可能な
法廷サスペンス。意気揚々と就職した法律事務所の恐るべき陰謀に苦
悩するエリート弁護士を演じるトム・クルーズは、まるで「ブラック
ジャックによろしく」の斉藤のよう。
法廷モノの常連ジーン・ハックマンはじめ、脇を固める俳優も豪華。
「愛さえあれば・・」
(2005-11-12)
盗聴、事務所の弁護士の事故死、マフィア、マネー・ロンダリング、FBI、銃撃。サスペンス作品として出うる要素全てが出つくしているといってもよい内容ながら、見終わってみると、それほどの満足感がないことに驚く。トム・クルーズは弁護士ながら法廷シーンはないし、緊迫感が薄いし、意外性に乏しく、結果的には全て想定範囲内。しかしだからと言って「実につまらない話だった」とも言いがたいそこそこの中身のある作品だった。一番の大物ジーン・ハックマン、そしてエド・ハリスなども登場。皆チョイ役ながら持ち味を出しており、作品のグレードアップに貢献。
「愛さえあれば・・」なんと月並みな結果。