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ジョニーは戦場へ行った お気に入りに追加
ダルトン・トランボ
ダルトン・トランボ
出版社・発売元:

ジェネオン エンタテインメント

媒体: DVD
ランキング: 7652
発売日: 2005-08-24
レビュー (Amazon.co.jp)
   ガールフレンドとの甘い思い出を胸に、戦地へと赴いた青年ジョニー(ティモシー・ボトムズ)だが、敵の攻撃により目と耳、両手両足を失ってしまう。移送された病院で自らの境遇を理解したジョニーは、絶望のどん底から、少しずつ生きる希望を見いだしていく。
   監督は、ハリウッドに吹き荒れた“赤狩り”の犠牲となり1949年に投獄された経験を持つダルトン・トランボ。出所後、「ローマの休日」(原作ともども偽名で執筆したが、製作50周年記念バージョンには、トランボの名前が正式にクレジットされた)「スパルタカス」「いそしぎ」などの脚本を書きつつ、齢65歳にして監督デヴューを果たした作品が「ジョニーは戦場へ行った」だ。そのアウトラインを耳にすると、グロテスクな印象を持たれがちな作品だが、モノクロームの画面を飾るのは、さながら詩のような生命への賛歌である。人間として生き、人間として死ぬ。そのことを許されない境遇に陥ったジョニーという名の平凡な青年が回想する美しい記憶と、衝撃的な現実が静かに、されど力強く描かれ、見る者の心にナイフを突きつける。(斉藤守彦)

カスタマーレビュー

気分が悪い  (2008-01-24)
反戦云々に至る前に、個人的には非常に気分が悪くなった。
娯楽映画ではないので、盛り上がりが少ないのは良しとしても見続けるのが辛くなります。
それも、感情移入をすればするほど…。
良し悪しの評価が両極端に分かれるのは良作の証拠なのかもしれませんが、あまり他人には
勧めない作品です。
蛇足ですが、この主人公ホントはジョニーではなくジョーです。
第1次大戦時の米軍志願兵募集のスローガン?「ジョニーよ銃を取れ」から、原作は「ジョニー
は銃を取った」と皮肉ったようで、映画名はその影響です。

全人類必見  (2008-01-12)
戦争で爆弾の直撃をうけてしまい目も耳も手も足もそして言葉も発せないようになって物のようにベッドに横たわる主人公。反戦映画としてこれほどの威力のある主張はないでしょう。しかしながら、この映画の一番すばらしいのは生きる屍と化した主人公の回想シーンです。故郷に残した恋人。死んだ父親。夢の中で主人公は自分自身を見世物小屋の見世物にするのです。古い映画ですが、今でも物語としての輝きは失われていません是非見るべきです。

この衝撃は忘れない  (2007-12-26)
このご時世で観ると、ある意味衝撃作だわ。
特にラスト15分にはやられました。
映画作品という意味での良さは感じないけど、この題材には、もう何と言うか、今まで観た映画にはないショックがあったというか。

ジョニーは戦場へ行き、砲撃にあい脳死の逆のような状態で帰還。
頭(意識)は生きているものの、それはわずかに何かを感じ取ることくらいと、首を動かすことくらいしかできない状態。
目も耳も口も、腕も足も全て不能。
でも意識だけずっとある。

脳も死んでいると思っていた医者のモルモットとなり、医療研究の名のもと生きさせられている。
途中、中だるみが長い映画ですが、重さがズシズシと増し、ラストでは重すぎてズドーン!
ジョニー自身、見世物にでもしろという彼の体は、お偉いさんが始めた戦争による産物。
そして、ジョニーは全ての若者が成りうる姿であり、戦場へ行くのはいつも若者なのだということも感じ取れる。
お偉いさん達よ。
若者の嘆きを聞いてやれよ。
と言わんばかりの映画。
彼がその後の医療に貢献したのかどうかはわからない。
でもその前に一人の人間としての尊厳が……
そんな重い重〜い映画でした。(しばらく尾を引きます)

SOS HELP ME SOS HELP ME・・・・・  (2007-10-05)
この作品が出たのは1971年。私は大学生だった。巷から聞こえたストーリーのあまりの悲惨さに、「一度は必ず見るべき重要な作品」と直感的に思いはしたが、実際にこの目で観ることができなかった。
しかしずっと心のそこで、いつか必ず見なければの思いを捨て切れなかった。
そして今・・・。

甘かった。これほど救われない思いをさせられる作品を観たことが無い。
心を鷲掴みされ、息も止まらんばかりのラストシーン。
戦争の悲劇、惨劇、悲惨、残酷・・・見終わった気持ちを、どの様な言葉でも言い表せない。
しかし確かに作り手の意図は完全に伝わった。

いろいろ言葉を探すのだが見つからない。

「絶句」とはまさにこういう事と、思い知った。

忘れられた名作−−ジョニーのメッセージに気が付いたのは医者ではなかった。  (2007-08-31)
 最近公開されたクリント・イーストウッド監督の『父親たちの星条旗』と『硫黄島からの手紙』を見た時、私には、イーストウッド監督が、硫黄島の戦いをイラク戦争にだぶらせて居る様に思へた。それと同様、『ジョニーは戦場へ行った』が、第一次世界大戦をベトナム戦争にだぶらせて居た事は、間違い無い事と思はれる。−−この映画を観る若い人は、この映画が公開された当時、アメリカ人が、ベトナム戦争の意味について深く自問して居た事を念頭に置いて、この作品を観て欲しい。−−アメリカで、こうした作品が作られるのは、現在の戦争にアメリカ人が疑問を深め始めた時の様である。
 医者である私にとって、この映画の中で、ジョニーが首の動きでメッセージを送って居る事に最初に気が付くのが、医者ではなく、看護婦(師)である事は、作者の医者に対するさりげない批判の様で、つらい事である。(医療の現場に居て、私は、時々この映画のこの点を思ひ出す事が有る。)
 この映画は、日本では、永い間忘れられて居た。DVD化を機会に、若い人達が、この忘れられた名作を知ってくれる事を心から願ふ。

(西岡昌紀・内科医/第二次世界大戦が勃発したとされる日(9月1日)に)

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