娯楽に撤した潔さ
(2008-04-10)
観せてくれる!そのひとことである。童話を実写にすると、どうしても表現に限界があるものだが、CGほか最新技術を駆使し、息を飲む迫力である。画面の美しさ、ヒロインの「ああ、これが美人か!」と納得できる美貌、あと原作にない白雪姫の両親の若き日や、王子の生い立ちまで加え、最後まで飽きさせない出来である。継母の、美女が年をとり美しさが薄れてゆく悲哀も描かれ、ぞっとするような悪役でありながら、女性の共感をも得るだろう。とにかく、理屈ぬきに観客を楽しませることに撤したある種潔さが、作品を貫いて、文句ナシの☆五つ。
いろどり溢れるファンタジックストーリー。
(2007-05-30)
元の童話の端々を補い、キャラクターも何人か加えてアレンジ効かせて仕上げた実写版『白雪姫』
とにかく映し出される光景が綺麗!森や湖などの情景から、登場人物の衣装から……森の中に映える、白雪姫の真紅のドレス姿は本当に美しいです。
七人の小人が、虹(と曜日)の妖精になっていたりするところからしてカラフル。
物語としても、王とお后が結婚することになった経緯や、白雪姫と王子様の恋の芽生えなどが納得いく形で描写されていて大満足。
特に王子様の運命については「なるほど、そういう解釈も有りか…!」と感心しました。
(それがどんなものかは、ご自身でご覧下さいv)
このお話のシンボルである『毒リンゴ』を食べてしまうシーンや、美に執着し過ぎたお后の最期には、なにか切なさも感じさせて。
勿論、愛のキスによるハッピーエンドは「いつまでも幸せに」という言葉が似合う素晴らしいもの。
CGによる魔法の効果を存分に見られる、お伽話…というよりはむしろ中世風ファンタジーとして、胸ときめかせて見られる素敵な一本です。