精神世界
(2007-11-21)
救命士が厳しい仕事だ、という点は非常によく描けているし
人の死と毎日向き合う救命士の精神がおかしくなっていく
様子の見せ方がエキセントリックで面白いが
終わり方にイマイチ不完全な感じを受けてしまい☆ふたつ。
現実か幻か?
(2007-11-04)
ニコラス・ケイジ演じる救命士のフランクの
視点と超危険なNYの町そこで毎夜起こる多種多様な
事件の視点とがスピディーかつダイナミックに入り乱れてて
現実なのか幻なのか判らないような雰囲気を出してる。
過去に自分のミスで一人の少女を死なせてしまったフランク
彼はその亡霊に怯えながら、あの世ともこの世ともとれない
狭間でもがいて精神喪失状態スレスレ。そんな極限の心理を
ニコラス・ケイジが超一級の演技で魅せてくれます。
全体的に重い雰囲気だが、バリバリ音楽流して救急車で暴走
するシーンは、ある種爽快だから不思議だ。
暴力とユーモアと芸術が入り混じってる所はスコセッシ監督らしい。
キテル映像がグッド、ニコラス・ケイジの鬼気迫る狂気の救命士
(2006-09-01)
リアリズム、と考えないほうがいいです。
これは、サイケでジャンキーな、イマジネーションの洪水。
救命士という、人間の生き死にを目の当たりにする、職業から
みた、NYという大都会で繰り広げられる、人間喜劇、人間悲劇と、
夜のネオンの色彩と幻惑される、救命士たちの狂気していく
姿。いつも満杯なERの描写は、狂気を通り越して、あの世をも
想起させます。
常に神経をすり減らし、疲れ切って死に神のような表情の
ニコラス・ケイジは、名演技で達者。しないには、救命士が
やってられないとばかりに、自分で点滴を打って、クルマを
爆走させ転倒するシーンは、まさに、深夜の都会の幻想と狂気と
恐怖を象徴しています。
話に起伏は少ないけど、創造力と映像と、この世とあの世を
つなぐ救命士の描き方に、最後まで引き込まれるように見入って
しまいます。