子供嫌いな旦那と子供欲しい〜奥さんのお向かいに一人の女の子が引っ越して来ました!
(2006-06-27)
劇作家で子供嫌いなピーターさんの向かいに母子家庭の女の子が越して来ました。奥さんのメラニーさんは、子供欲しくて婦人科通いもしながら、子供達にダンスを教えて居ました。お向かいに住む女の子エイミーを預かり、仕事が手に付かなく成るピーターさんでしたが・・・エイミーの一人ままごとに気づくと気に成っていきます。気づくとピーターさんは、一緒におままごとの相手を務めて居ました・・・エイミーは足が少し悪いのですが、メラニーさんに、ダンスを教えてもらい、エイミーのお母さんに披露しますが・・・お母さんは、とても気分をガイしてしまいます。(このストーリーは有りそうでなさそうなストーリーでした。 エイミーのお母さんの気持ちも分かりますが・・・メラニーさんの気持ちも分かりますし、エイミーも始めは戸惑っていたダンスですが、自分でも出来る事の喜びをとても上手く表現して居ます。)
エイミーはピーターさんにプールで泳ぐ事の楽しさも教えて貰いました。ですが・・・肝心のピーターさんのお仕事で有る作家の仕事は、余り上手く行っていないみたいですし、ピーターさんの名前を使ってストーカーなのか得たいの知れない人物が現れたり、お隣に真夜中に吠える犬を飼ったりと、ピーターさんんは、とても大変な毎日を過ごして居ます。がエイミーとの友情みたいのが芽生えて行く中、少しづつハチャメチャな出来事も変わって行く様子が心を和ませてくれました。
微妙な近所付き合い
(2006-02-20)
ご近所を舞台に、口に出せないこと、出してしまって起きるエピソード満載の
会話が魅力の映画。
ピーターはやや落ち目の脚本家。何事も皮肉に笑い飛ばす口の減らない性格。
嫌いなものは子供、犬の泣き声、育児で自分の才能を伸ばす機会を逃すこと、
ホモセクシャル・・・と仕事場、家庭のなか、ご近所にあるものばかり。
皮肉屋で大の喫煙家であり、気難しい彼は居場所を失い、仕事場にこもり、
深夜を散歩しと狭い範囲で放浪しますが、その狭い世界にも解決のキーは現れる。
一人は隣に越してきたエイミー。
足の悪い彼女は慢性的に居場所がない。しかし子供を欲しがっているメラニーを
本能的に見つけ、ピーターの家に居場所を見つける。逃げ回るピーター。しかし・・・。
気難し屋が子供と付き合ううちに打ち解けてというストーリーパターンは
珍しくないですが、
この映画はタバコをふかしながらのピーターの台詞が見所。
大人のセンスがベースになっているので、大きく展開し大団円に向かっていくという単純さは
ありません。会えば笑顔で挨拶しあうお隣であっても、踏み越えてはいけない境がある。
子供のこと、犬のこと、夫婦のこと。
本当に殴りはしないのが大人、本当に殺さないのが大人。
その大人の抑制を踏み越えたピーターの分身であるストーカー。
画面もお洒落で自然です。
このややシニカルな笑いは30代以上の人向きかもしれません。
(おいしい)味のある映画
(2006-02-15)
映画を気軽に楽しんで、けれどアクション映画やホラーは軽すぎるという方はうってつけ、気軽に楽しめて中身のある映画です。
大まかなスジは至って簡単。ある程度映画や小説を知っている人なら紹介を見れば観るまでもなく分かります。凝り固まった40代(?)のおっさん脚本家が不調や周りとの衝突を機にちょっぴり人生の方向転換を試みるハートフルでありがちな物語。
ただし、そこに至るまでのアプローチが実におもしろい。人間味に溢れているといってしまえば簡単なのだが、どのエピソードも可笑しな内容なものが多くて見入ってしまいました。しかもただ可笑しなだけでもくドラマを見せるアイデアに富んでいるところも観ていてとても好感が持てたし、エンディングに流れる1カットも本当に視聴者想いの作り手だと感心させられました。
こういう映画なら色んなジャンルで(例えサスペンスやアクションでも)おなか一杯見たいものです。
英国式知的コメディ
(2005-11-28)
シェークスピア俳優のケネス・ブラナーには、いかにもの英国人気質がプンプン。気むずかしい夫をそれなりに操縦している妻のロビン・ライト・ペンが、すごくチャーミング。この人、ショーン・ペンの奥さんだなんて信じられない。彼らの家のインテリアも素敵だし、夫婦の関係も、お互いが自立していて素敵。夫が妻の母のお守りをしていたり、妊娠の検査に夫婦で病院に行ったりするところが、日本とは違うなあと思った。隣家の足の不自由な少女にダンスをさせることについての、ブラナーの思いには拍手を送りたい。少女の母親には、ブラナーの思いが通じない。障害者を巡ってのこの行き違いは、私たちの周りにも良くあることだ。気むずかしくても、子ども嫌いでも、主人公は、知的で物事の本質を良く分かっている男。子どもとのつきあい方にもそれが表れている。主人公の名を騙る偽物との会話にはちょっと辟易したが、ブラナーの出演作の中では、肩の力を抜いて楽しめた。
一瞬で理解しあう他人
(2005-11-14)
シェークスピアの舞台俳優として有名なケネス・ブラナーが
悩み多き舞台作家を楽しんで演じている。
これまで観た彼の映画の中では、チョット風変わりな作品で
ある。
気位の高い舞台をメインに見せながら、軽いコメディ色が
あって面白い。
映画の紹介に比べて、子供とのシーンが少ないことに驚くかも
しれない。しかし、それが非常に濃密に描かれている。
他人を理解するためには、無意味な会話より心の交流である。
心を理解することによって会話(セリフ)が意味を持って
くるのである。
出演する役者たちが素晴らしい。目が全てを物語っている。
少女も素晴らしいが、少ないシーンで彼女の母親の苦悩を
演じた女優、舞台の関係者、など印象に残る俳優が多かった。
そして、何よりケネス・ブラナーの表情の変化が素晴らし
かった。