マニアックな展開
(2007-09-10)
この映画はストーリーの中核やコロコロ変わる登場人物の心境に気付かないと実に退屈な映画になるでしょう。
またその内面の変化を分かり易く提示してくれないので見る人によっては意味の取り方がさまざまなものになると思います。
自分的には
人が容易く正気になったり狂気になったりまたその切欠がたわいもないことだったりと自分でも原因が分からない心の奥底にあるモヤモヤした感情を持ったまま会話を通してめまぐるしく変化していく登場人物の内面がとても面白く感じました。
演技は言うまでもなく絶品です。
平坦な会話劇
(2005-09-09)
豪華な役者陣たちの名前に惹かれた。ハリウッドが舞台だし、題名から「ザ・プロデューサー」「ザ・プレイヤー」のようなストーリーを想像していたが、この作品は「キャスティング・ディレクター」だろうが何だろうが、関係ない話だった。
金銭的に日々の暮らしに全く心配のない登場人物たちに生活臭は全く感じられず、モラルが欠如し怠惰に暮らす人間達の日々が語られていた。舞台はハリウッドである必用もなく、金と時間をもてあましている連中であればストーリーの対象と充分なり得る筋書きだった。同名舞台劇の映画化だからだと思うが、舞台の中心はエディの家。カメラはそこからほとんど出ない。主人公エディはドラッグに浸り、酒に溺れ、ひたすら人生を嘆く。彼のもとには人が入れ替わり立ち替わりやってきては出て行く。盛り上がりも何もない「平坦な会話劇」。演技の実力者ばかりが登場しているのに何の感動もなかった。
映画にするにはそれなりの目的や狙いがあったはず。それが伝わってこなかったのはすごく残念。ダスティン・ホフマンの「アメリカン・バッファロー」はこの作品同様、舞台で当たった作品を映画化したものだが、観てずっしりきた作品だった。
演技合戦
(2005-09-02)
舞台劇の映画化で生の演技を観ているような映画です。ショーンもケビンも舞台でも同じ役を演じていて映画化を熱望していただけに魂のこもった演技を披露しています。さすがオスカー俳優。